フィリピンに住みながら動画編集などをリモートワークしています、chieです。
iOS13とiPadOSが先月正式リリースされましたね。
私も手持ちのiPadを早速アップデートしてみたんですが、いきなり驚かされました。
写真アプリの編集機能がめちゃめちゃ充実しとる…!
正直、「これもうフォトショ立ち上げんでええやつやん…」と思いました。
デフォルトのアプリでここまでできちゃうなんてありがたすぎる!
あまりに感動したので、今回は私なりにiOS13の写真アプリの使い方と感動ポイントを解説してみたいと思います。
(ちなみに私が使っているのはiPadOSですが、写真アプリの機能はiPhoneのiOS13とほぼ変わらないはずです)
iOS13 写真アプリの編集機能一覧
まず、写真アプリの編集機能を利用するには、写真を選択して右上に表示される「編集」をタップします。
写真アプリの編集機能は「補正」「自動エフェクト」「トリミング」「マークアップ」の4種類で、iOS13とiPadOSでは上記のようなボタン配置になっています。
※機能名は私が適当に付けたもので、正式名称はわかりません、すみません^^;
補正は、写真の色調やシャープ度合いを個別に補正する機能です。
一方自動エフェクトは、写真をデフォルトのエフェクトテーマに基づいて一発で自動補正します。
トリミングでは、写真の幅や高さ、角度を調整できます。
マークアップは、手書き要素などを写真上に追加できる機能です。
今回のiOS13では、
- 個別に補正できる要素の増加
- 縦方向縛り・横方向縛りでの傾き調節機能の追加
- マークアップ機能の充実
などのアップグレードが行われています。
それでは、一つずつ解説していきます。
補正
写真の編集画面を開くと、デフォルトで「補正」(左側メインのメニューの一番上)が選択されている状態になっています。
右側は補正機能の下階層のメニューバーです。
ここでは全16種類の要素を補正することができます。
右側のメニューバーを下へスクロールしていき、使いたい機能を中央に持ってくればOK!
自動
iOS側で「全体的にいい感じ」に一発で補正してくれる機能です。
私は自分で撮った写真のほとんどにこの「自動」補正をかけています。
補正前と後で、明るさ・彩度・シャープ度合いが若干変わっているのがわかるでしょうか…
ちなみに、自動補正をしたことによって各要素の数値が具体的にどれだけ変わったかも一発で見れるようになっています。
(各アイコンの外側に数値度合いが円グラフ状で表示されています)
これもかなり便利!
露出
写真の光の量を調節する機能です。
明るさをコントロールできる機能と考えてOKだと思います。
数値を上げるほど明るく、下げるほど暗くなります。
ブリリアンス
ブリリアンスも明るさを調節する機能ですが、「露出」よりもより自然な明るさになる印象です。
こちらも数値を上げるほど明るく、下げるほど暗くなります。
ハイライト
ハイライトは、写真の中の明るい部分を補正する機能です。
プラスにするほど明るく、マイナスにするほど暗くなります。
シャドウ
ハイライトの逆で、写真の暗い部分を補正する機能です。
コントラスト
コントラストは、写真の明るい部分と暗い部分の差を調整する機能です。
数値を上げるほど明暗差が開き、逆に下げると明暗がなくなります。
明るさ
名前の通り、明るさを調整する機能です。
ブリリアンスや露出と比較すると、写真全体が一定に明るくなっていく印象です。
ブラックポイント
ブラックポイントは、写真の中の黒色の部分の濃さを調整する機能です。
数値を上げるほど濃く、下げるほど薄くなります。
彩度
彩度の機能では写真の色味の鮮やかさを調節できます。
自然な彩度
「彩度」よりもナチュラルに仕上げたい場合は、この「自然な彩度」で調整するのがおすすめです。
暖かみ
写真全体が暖色がかって、暖かい印象を持たせる機能です。
色合い
写真のカラーバランスを変化させる機能です。
数値を上げるほどマゼンタが強くなり、下げるほどイエローが強くなります。
シャープネス
写真のシャープ度合い(輪郭の強調具合)を調整する機能です。
精細度
写真の画素点の強調具合を調整する機能です。
ノイズ除去
名前の通り、写真に入っているノイズを取り除く機能です。
ビネット
写真のフレームの端を白くしたり黒くしたりする機能です。
数値を上げるほど黒く、下げるほど白くなります。
自動エフェクト

選択すると、右側に下階層のメニュー全9種類が表示されます。スクロールして好きな種類を選ぶだけで、写真全体をそのテーマに合わせて自動で補正してくれます。
9種類を一覧化するとこのようになります。

私は「ビビッド(冷たい)」が一番好きでよく使っています。
トリミング
メインメニューの3番目がトリミング機能です。
左側の機能一番上が角度補正で、上記の写真は左回りに7度回転させた状態です。
サブメニューの上から二つ目が、今回新たに追加された縦方向縛りの傾き調節機能です。
上記写真はマイナス9度の設定で、ちょっと上から撮ったような角度になりますね。
そしてサブメニュー一番下も今回からの新機能、横方向縛りの傾き調節機能です。
上記写真は9度の設定で、右斜め前から見たような感じになります。
この写真はもともとほぼ真正面から撮っているので題材としてわかりづらいんですが、写真が歪んだ状態で撮れてしまったときに縦方向・横方向縛りの傾き調節機能を使うと、歪みのない状態に補正することができます。
トリミング機能は、さらに画面上部にもサブメニューが表示されます。
左上のアイコンが反転機能で、タップすると上記のように写真が反転されます。
上部メニューの左から2番目が回転機能ですね。
上部右から2番目がいわゆるトリミング機能で、幅と高さを自由に調節できるほか、画面下のフォーマットで自動トリミングすることもできます。
マークアップ
ラスト、マークアップです。
画面右上の3点アイコンから「マークアップ」をタップします。
こんな感じで、手書きツールその他メニューが表示されます。
色も幅広く選べるし、テキスト入力ももちろん可能。
iPadは当然Apple Pencil対応です。
これはマークアップで「拡大鏡」というのを入れてみた状態です。
ちょっと面白いですね。
補正が完了したら、画面右上のチェックマークをタップして保存すればOKです。
色々いじりすぎてわけがわからなくなったら、画面左上のバツマークをタップすれば全ての補正がリセットされます。
さらに、デバイス上にはオリジナルの写真も記憶されているので、保存した後でも画面右上の「元に戻す」をタップすることでいつでもオリジナルに戻せます。
iOS13からは動画も補正可能!
iOS13・iPadOSの感動ポイントとして外せないのが、なんとここまで紹介してきた機能のほとんどが動画にも適用可能という点です。
具体的には、マークアップ機能以外は全て動画にも使えます。
素晴らしすぎる!
私はこの機能のおかげで、今までパソコンに向かってやっていた動画のレタッチをベッドに寝転びながらiPadでやれるようになりました。
もちろん、より細かい色調補正や、皺消し・切り抜き合成といった加工まではできませんが、ざっくりと色調補正ができるだけでもかなりありがたい。
最後に:ユーザビリティもかなり好感
機能が充実すると一方で使い勝手が悪くなりがちなんですが、写真アプリは今回のアップデートによってむしろわかりやすさ・操作しやすさが向上した印象です。
機能も使い方も体感的にすぐ理解できる!
何より、自分の撮った写真の印象がタップで手軽に変得られるのが楽しいですね。
写真への愛着もどんどん湧いていきます。
この素敵すぎる写真編集機能、ぜひ使い倒してみてください!
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