韓国で2カ月語学留学中のchieです。
私が今韓国で滞在しているのが「コシウォン」という施設。
韓国への留学を検討するなら必ず耳にする言葉です。
今回はこのコシウォンについて、現在まさに居住している私の生々しいメリット・デメリット解説をお届けしたいと思います!
- 1 そもそもコシウォンって何?
- 2 コシウォンのメリット①:とにかく安い
- 3 コシウォンのメリット②:外部からのセキュリティがしっかり
- 4 コシウォンのメリット③:掃除が楽
- 5 コシウォンのメリット④:個室にテレビ・冷蔵庫がある
- 6 コシウォンのメリット⑤:ご飯、キムチ、その他諸々が無料食べ放題
- 7 コシウォンのメリット⑥:普通に綺麗で清潔
- 8 コシウォンのメリット⑦:かなり静か
- 9 コシウォンのメリット⑧:短期で入居できる
- 10 コシウォンのデメリット①:部屋がとにかく狭い
- 11 コシウォンのデメリット②:暑いor寒い
- 12 コシウォンのデメリット③:自由度が低い
- 13 コシウォンのデメリット④:共用スペースも狭い
- 14 コシウォンのデメリット⑤:怪しい同居人に要注意
- 15 コシウォンのデメリット⑥:共同施設だけど孤独
- 16 コシウォンのデメリット⑦:その他
- 17 最後に:結局コシウォンはあり?なし?
そもそもコシウォンって何?
まず、韓国留学では主に以下のいずれかの方法で滞在することになります。
- ワンルーム
- コシウォン
- コシテル
- 学生寮
- シェアハウス
- ホームステイ
それぞれの特徴を簡単に解説するとこんな感じです。
ワンルーム | 日本でいうところの一人暮らし用賃貸アパート。 基本的に1年以上契約で保証金要。 学校から短期間・保証金なし・家具付きなどで紹介してもらえる場合もある。 |
コシウォン | 日本でいうところのシェアアパート。 2〜4畳程度の個室と、水回りが共用。 ほとんどの場合は保証金なしで家賃のみ、月単位で契約可能。 |
コシテル | コシウォンの個室にトイレ・シャワーがついたパターン。 |
学生寮 | 韓国の学生と共同生活する寮。 個室+共同水回りが基本だが、水回りが付いている個室もある。 朝夜の食事提供があり、保証金なし、月単位契約が可能。 |
シェアハウス・ホームステイ | 韓国人家族の所有する家に一緒に滞在する。 滞在先によって部屋や契約ルールはさまざま。 |
※1カ月未満の短期留学ならホテル・ホステルなども人気
コシウォンはこの中で最も費用が安い滞在方法です。
よって滞在費用を少しでも抑えたい人はコシウォンを積極的に検討することになります。
それではここから具体的にコシウォンのメリット・デメリットを紹介していきます!
コシウォンのメリット①:とにかく安い
先に書いた通り、コシウォンの一番の特徴はその費用の安さ。
1カ月の家賃相場は250,000ウォン〜550,000ウォンくらいです。
保証金も不要なので、基本的に家賃のみで即入居可能。
(学校からの紹介の場合は紹介料が発生することもあります)
ソウルの人気エリアでこの家賃は破格の安さです。
コシウォンのメリット②:外部からのセキュリティがしっかり
まず、コシウォンは基本的に契約者以外立ち入り禁止です。
また、ほとんどのコシウォンでは管理人が常駐しています。
そして女性の場合は女性専用コシウォンに居住する場合が多く、もし男女共同コシウォンであっても男性・女性でフロアが分かれていることがほとんどです。
外部からのセキュリティについてはかなり安心できます。
コシウォンのメリット③:掃除が楽
水回りが共用なことはデメリットでもありますが、同時に自分で掃除しなくていいというメリットが発生します。
もちろん皿洗いや水拭きなど共用する上でのマナーは必要ですが、共用部の管理は基本的に管理人さんがしてくれるので、自分の部屋だけ掃除していればOK。
私の住んでいるコシウォンのキッチンです。
調理道具・食器類は必要最低限揃っています。
洗濯機もキッチンにあります。洗剤無料。
ちなみにアイロンとアイロン台もあります。
屋上です。
ここに洗濯物を干すことができます。
喫煙スペースもあります。
シャワー・トイレ室です。
洗面台も含めてユニットです。
ゴミ捨て場です。
部屋で出たゴミ、共用スペースで自分が出したゴミはここに捨てます。
コシウォンのメリット④:個室にテレビ・冷蔵庫がある
コシウォンはもともと缶詰状態で勉強するためだけにつくられたそうですが、今は机とベッドの他にテレビと冷蔵庫も置いてある場合がほとんどです。
テレビは韓国語の勉強になるし、冷蔵庫は自分の食べ物が置いておけて便利。
私の住んでいるコシウォンのテレビ。
こちらは冷蔵庫。
結構たくさん入ります。
収納が意外とたくさんあります。これは嬉しい誤算でした。
玄関に個人ロッカー(鍵付き)もあり。
コシウォンのメリット⑤:ご飯、キムチ、その他諸々が無料食べ放題
コシウォンでは基本的にご飯とキムチが無料で食べ放題です。
コシウォンによってはラーメンや韓国海苔、コーヒーやお茶もフリーなところもあるそうです。
結構びっくりしました!
私の住んでいるコシウォンの無料ご飯。
炊かれた状態で常備されています。
共用冷蔵庫に無料キムチ。
さすが本場、美味しいです。
コシウォンのメリット⑥:普通に綺麗で清潔
家賃が安いので清潔感が心配になると思いますが、最近は普通に綺麗で清潔なところが多いようです。
建物自体は年季が入っているので「うわー綺麗!」っていう感じはないんですが、「ああ、管理人さんがちゃんとしっかり管理してるんだな」と感じられます。
(もちろんコシウォンによってはそうじゃないところもあるかもですが…)
コシウォンのメリット⑦:かなり静か
勉強に専念する目的でつくられた居住施設というだけあって、かなりルールがしっかり決まっています。
11時〜6時は洗濯機やドライヤー使用禁止、テレビを観るときもイヤフォンをつけるなど。
そのおかげでめっちゃ静かです。
コシウォンによるかもですが、私の住んでいるところは隣室の音もほとんど気にならないです。
夜もぐっすり眠れてます。
コシウォンのメリット⑧:短期で入居できる
外国人が普通にアパートの個室を賃貸するには、保証金や契約期間などいろいろと縛りがありますが、コシウォンは日割りでも契約できて即入居可能。
単純に家賃さえ払えばOKなので、ホテル並みに手軽に泊まれます。
コシウォンのデメリット①:部屋がとにかく狭い
コシウォンで真っ先に上がるデメリットがこれです。
部屋が狭い。とにかく狭い。
こちらの私の部屋は3畳くらいです。
日本の四畳半よりも狭いスペースにベッドと机が置かれているので、かなり圧迫感があります。
私は最初は「狭っ!」と思ったんですが、意外にも2日で慣れました。
なんなら若干広く感じるようになってきました(笑)
とはいえ、狭いスペースが苦手な人や、物を多めに置きたい人にはなかなか辛いと思います。
コシウォンのデメリット②:暑いor寒い
コシウォンは基本的に、冷暖房が個室になくフロア全体で一つの場合が多いです。
温度調節は管理人さんだけができるので、暑すぎたり寒すぎたりすることはないにしても、多少の暑さや寒さは我慢せざるを得ません。
ミニ扇風機を買おうか検討中…
コシウォンのデメリット③:自由度が低い
契約者以外立ち入り禁止なので、管理人さんに許可をもらわないと友達を呼んだりすることができません。
また、11時以降のドライヤー使用禁止など、ルールがしっかりしているからこそ、個人の自由度が下がります。
「一人暮らしを自由に満喫したい!」という人はしんどいかもしれません。
コシウォンのデメリット④:共用スペースも狭い
共用のキッチンやシャワースペースも基本的にワンルーム用のサイズで、二人以上が同時に使うのは厳しいです。
私の住んでいるコシウォンはコシテル(シャワー・トイレ付き個室)もあるからかもしれませんが、シャワー・トイレ室が一つしかなくて驚きました。
混み合ったら大変そうです。
単にラッキーだっただけかも^^;
コシウォンのデメリット⑤:怪しい同居人に要注意
外国人でも簡単に入居できることから、違法就労者が住んでいることもあると聞いたことがあります。
実際、韓国人の中には「コシウォンはおすすめできない」と言う人もいます。
(「韓国人の詐欺師に注意して!」とも言われました^^;)
外部からのセキュリティーがしっかりしているので内部は油断しがちですが、貴重品管理と部屋の施錠には気をつけた方がよさそうです。
コシウォンのデメリット⑥:共同施設だけど孤独
共用スペースも狭いので、基本的にみんな部屋にこもっています。
いわゆるシェアアパートとかの「他の住民と仲良くなる」みたいなイベントは発生しにくいです。
なのでコシウォンにだけずっといるとかなり孤独になります。
みなさん友達は外部につくっているようです。
コシウォンのデメリット⑦:その他
これはコシウォンだからというより韓国と日本との違いによるものですが、私は以下の点もデメリットに感じました。
トイレにトイレットペーパーを流せない
韓国ではまだトイレにトイレットペーパーを流せない施設が多いです。(減ってきてはいるそうです)
コシウォンも建物が古い場合は流せないケースが多いです。
私はフィリピンやその他の国で慣れましたが、日本人には戸惑いが大きいと思います。
ユニットバスが狭い
日本のユニットバスルームだと、洗面台・トイレ・シャワーカーテン・浴槽&シャワーが一部屋の中にそれぞれ独立して置かれている感じなんですが、韓国だとそれぞれの位置関係が日本よりかなり近い気がします。
だからシャワーを使うと洗面台・トイレ全体まるまる濡れます。
海外の安宿では一般的ですが、日本人の感覚だとちょっと不便だと思います。
最後に:結局コシウォンはあり?なし?
以上、現在実際に住んでいる私から見たコシウォンのメリット・デメリットでした!
私の結論としては、コシウォンは
「1〜2カ月の短期滞在ならあり!」
です。
3カ月以上の長期だとちょっと辛くなってくる気がします。
個人的には3カ月以上ならワンルームや学生寮の方が良さそうな気がしました。
(シャワー・トイレが部屋に付いているコシテルでも、住み心地はコシウォンとそんなに変わらないと思います)
日本での一人暮らしのイメージを基準にしてしまうと、コシウォン・コシテルはかなり制約が強く感じそうです。
一方、バックパッカーが海外の安宿基準で考えるなら、「普通にいい宿」と言えると思います。
それでも、もし可能であれば先に内覧させてもらって、滞在イメージがつかめてから契約した方が安心かもしれません。
なんにせよ言えることは、「どこに住んでも韓国留学生活自体は楽しいですよ!」ということです。
これからも留学生活のいろいろを書いていくので、ぜひ参考にしてください!
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