日韓カップル 日韓問題

[日韓カップル]日韓問題で気まずくなる?ならない?(体験談)

韓国人彼氏と付き合い始めて3年ちょっとになります、chieです。

いや〜日韓関係、憂鬱ですね!
日韓国際恋愛やK-POPファンへの風当たりもなかなか強い昨今だなぁと思います。

私は今韓国人彼氏とフィリピンに住んでいるんですが、日本にいない私でもときどき「日韓問題で彼氏と気まずくならないの?」と聞かれたりします。

日本人からだけでなく、現地のフィリピン人や他の国の人からも何気なく聞かれます。
韓国人からは何故か聞かれたことないんですが、気を使わせているのかしら^^;

確かに、これだけ外交上の関係が悪化しているわけだから、日韓カップルにも何かしら影響があってもおかしくないですよね。
例えば、

  • 彼氏(彼女)と日韓関係の話はするのか?
  • 話したら気まずくなったり喧嘩になったりするのか?
  • それとも一切触れずタブー扱いなのか?

などなど、個人的にも気になります。

そこで今回は、世間の日韓カップルの体験談も取り上げながら、私と彼氏のケースでその実態を紹介してみたいと思います。

1. 彼氏(彼女)と日韓問題の話はする? それともタブー扱い?

一言で日韓問題と言ってもいろいろありますが、例えば

・慰安婦問題
・徴用工問題
・竹島問題
・輸出管理規制問題
・不買運動問題
・GSOMIA破棄問題
・旭日旗問題
・その他歴史認識問題

等々が普段よく耳にする代表格かなと思います。
大きくは歴史政治関連ですね。

これらの話題、世間では完全タブー扱いの日韓カップルも少なからずいるようです。

(記事から抜粋)
新大久保で逆ナンした韓国人彼氏がいるエリコさん(仮名)は「1年間付き合っているけど、お互い歴史や領土問題のことを話したことはないですね。というか、あえてお互い話さないようにしています。だって不毛じゃないですか(笑)。彼には彼の韓国人としての確固たる立場があるわけだし、そこを突き詰めていったら、別れるしかなくなるでしょう」

(引用:週刊SPA!「竹島問題で日韓カップルにも危機到来!?」

私と彼氏の場合は普通に話しますが、ある程度仲良くなるまでは日韓問題の話題にはお互いに触れずにいました。
今はもう付き合いも長いので特に意識せず話しています。

2. 日韓問題について話すと喧嘩になる?

これは結構「喧嘩になる」パターンをよく聞く気がします。

私と彼氏の場合は喧嘩にはならないですが、彼氏と私の知識量が不釣り合い(彼氏の方が物知り)なので、私がそれに凹むことはよくありますw

例えば恥を忍んで告白すると、「そういえば韓国ってなんで皇族がいないの?」と私が何の気なしに聞いたことがあり、彼氏に「(日本も関わっていることなのに)そんなことも知らないの」と素で呆れられました。

彼氏に教えてもらい、自分でも調べて、自分の無知さが情けなくて泣きました^^;
個人的には、自分の無知さを呆れられることの方が、喧嘩することよりよっぽど辛く感じました。。

3. 喧嘩にならない理由は?

私は「日韓カップルは日韓問題について話さない方がいい」「いや話し合った方がいい」といった意見は持っていません。

どっちでもいいと思います。
話しても話さなくても、喧嘩になってもならなくても。

まぁ確かに日韓カップルだからこそのセンシティブなトピックではありますが、どんなカップルにも何かしらセンシティブな物事は必ずあるわけで。
お互いを気遣ってその話題を避けるのも、あえて向き合って喧嘩になるのも、人間同士の付き合いでは自然なことだと思います。

それでも、「タブーのように扱うのも嫌だし、できれば喧嘩も避けたい」という人もいると思います。
そこであくまで1事例として、私と彼氏の場合で「なぜ喧嘩にならないか」の理由を書いてみます。

理由1:見解が一致していなくても別にいいと思っている

日韓カップルにかかわらず、日本人と韓国人が日韓問題で喧嘩になるのは、私の知る限り以下のようなパターンが多いです。
※あくまで一例です

<例:慰安婦問題の場合>
韓国人
「日本人が強制的に韓国の女性たちに性的奉仕をさせたんだから、謝罪や賠償は当然じゃないか」
「被害者は今も当時の苦しみを抱えながら生きているのに、誠意のある謝罪が感じられたことは一度もない。お金の問題じゃない」
日本人
「日本だけじゃないし、韓国だってベトナム戦争で同じことしてるよ。いつまでも言ってくるのって韓国だけだよ」
「もう何度も謝罪してるし、慰安婦合意もしたじゃん。なんで政権が変わるたびに言うことが変わるの?」

「激おこ!」
<例:竹島(独島)問題の場合>
日本人
「もともと日本の領土だったのに、李承晩ラインで突然勝手に『独島だ』って言い出したのは韓国でしょ」
「国際法で決着をつけようって言っても応じないのは分が悪いってわかってるからでしょ」
韓国人
「江戸幕府の記述で独島が朝鮮王朝の領土だと言及されているじゃないか。日本人はそもそも歴史を知らなすぎ」
「明らかに韓国の領土なのに、国際法に照らし合わせる筋がない。日本はいい加減自分たちの非を認めてよ」

「激おこ!」

こんな感じで、お互いの認識が噛み合わないので喧嘩になるパターンが多い気がします。

で、私の場合、明らかに喧嘩を売られる感じでつっかかられると別ですが、基本的にはこういうことを言われてもそんなに嫌じゃないし、怒らないです。
「なるほど、この人はそう考えているんだな」と思って、どう会話を続けるか(あるいは止めるか)を検討します。

相手が単にからんでくるだけだったらそのまま流して終わりにするし、純粋に議論したそうだったら私も自分の意見を誠実に話して会話を続けます。

日本の立場を否定されても怒りが湧かないのは、私自身日本が必ず正しいと思っていないし、それ以前に「どちらかが必ず正しい」と思っていないからです。
言えるのはお互いにお互いの正義を掲げているということ。

もちろん、外交上では結論が必要になるときもあるでしょうが、少なくとも個人同士で正誤の見解を一致させることに意義を感じていません。
お互い見解が違うなら、違うままで別にいいと思っています。それがたとえカップルであっても。

こういうことを言うと「日本人なのにありえない」「韓国に毒されたんだね」とか言ってくる人も稀にいるんですが、私としてはこれが私の考え方なのでしょうがないとしか言えないですね^^;
私も相手に対してわざわざ「そんなことないよ」と否定もしません。いろんな考え方があって当然だと思っています。

で、彼氏も私に自分の認識を押し付けてくるようなことは一切しません。
私と彼氏はすべての見解が同じというわけじゃないんですが、「お互いの意見を尊重する」という姿勢が共通しています。

これが多分、私たちが日韓問題を話しても喧嘩にならない一番大きな理由だと思います。

お互いを尊重するというのは、別に日韓問題にかかわらず人付き合いにおいては普通のことですが、この「普通」がこと日韓問題となるとつい崩れやすくなるのかもしれないですね。
「国同士の争い事となるとつい熱くなる」という現象は、日韓だけでなく世界中のあるあるだと思います。

たまに日韓カップルに対して「あなたの彼氏(彼女)は日本と韓国どっちの味方なの?」と詰め寄ってくる人もいたりしますが、私個人としてはどっちの味方でも、あるいはどっちの味方じゃなくても別にいいと思っています。
私も日韓どっちの味方でもないですが、唯一の見解として、両国一緒に仲良くやっていく道を見つけたいなぁとだけ思っています。

理由2:お互いにバックグラウンドが違うことを認識している

「見解が一致しなくてもいい」と思えるのは、お互いにバックグラウンドが違うことを認識しているからだと思います。

国際カップルは、言語、教育、社会ルール、あらゆる文化がお互いに異なる環境で生まれ育っています。

そりゃ歴史認識や政治見解なんか違って当然ですよね。
私なんかはむしろ「ぴったり一致してたら気持ち悪い」と感じてしまうタイプです。

環境の影響は本当に大きいと思います。
例えば、私は北朝鮮の人々が泣きながら「金正恩委員長万歳!」と叫んでいる映像を観ると「洗脳って怖いなぁ」なんてすっかり他人事の感想を持ったりしますが、もし自分が彼らと同じ環境で生まれ育っていたら間違いなく一緒に万歳していたと思います。

日本に住んだことのあるハンガリー人に、「日本人がろくに他の国を知らずに『日本が一番良い国』って確信しているのって洗脳だよね」と言われたときには「北朝鮮のこと他人事じゃないやん」って思ったりもしました^^;

どんな国・地域にも理屈に合わないことは必ずあり、国家からの教育を受ける以上、国民はその良し悪し含めて影響を受けて育ちます。

そういうバックグラウンドからくる文化や思想の違いについて、個人レベルで突っ込みすぎても仕方がないというか。
違いをあるあるネタ的に笑い合うくらいがちょうどよくて、議論するにしても「相手は自分とはバックグラウンドが違うんだ」とちゃんと意識しながら対話するのが大切だと思っています。

どうでもいい話ですが、私と彼氏はネタで
「韓国なんでも唐辛子入れすぎだから!辛いわ!」
「日本だって全部醤油入ってるだろ!しょっぱいわ!」
とか言い合って笑ったりしますが、知り合って間もない同士とかだと失礼な気がするので控えます。
何をどこまでネタにできるかはお互いの関係性によるところが大きい気がします。

理由3:お互いに両国に対して否定的な視点を持っている

日韓問題で喧嘩になるのはお互いに「自分の国の方が正しい!」という思いがぶつかるからだと思います。
でも理由1で書いた通り、私の場合「どちらかが必ず正しいとは思っていない」ので、日韓双方に対して「これはちょっとおかしいんじゃないか」と感じる部分を持っています。

で、偶然にも彼氏も両国に対して否定的な視点を持っています。
これは結果的に、喧嘩の種が少なくなるという意味で相性がよかったのかなと感じます。

日本人の中には「韓国人=愛国心と反日思想が強い」というイメージを持つ人が多い気がしますが、とてもそんな一元的には語れないくらい、韓国内部の意見って多様なんですよね。

例えば、日本にもある「右翼(保守派)・左翼(革新派)」のカテゴライズが韓国にもあります。
ものすごくざっくり違いを書くとこんな感じ。

右翼(保守派):愛国主義的、伝統主義的、反社会主義的
左翼(革新派):反愛国・反伝統主義的、社会主義的
中道:左右どちらにも属さない 

<日本における左右>
右翼(保守派):天皇制維持、憲法改正重視、自衛隊強化、嫌韓
左翼(革新派):天皇制反対、憲法改正反対、自衛隊廃止、親韓
※現安倍政権は右翼的と言われています<韓国における左右>
右翼(保守派):反統一主義、アメリカ・日本との外交重視、北朝鮮・中国に懐疑的
左翼(革新派):統一主義、アメリカ・日本依存からの脱却重視、親北朝鮮・親中国
※現文政権は左翼的と言われています

で、私と彼氏の場合、私が左寄りの中道で、彼氏が右寄りの中道です。
つまり、現在の日韓外交についてもお互いに自国に対して全賛成ではないため、見解がぶつかりにくくなっている面があります。

また、相手国に対してもお互いに「それはちょっと」と思うところがあり、それも視点が近くなりがちです。

例えば、現文政権に対して私は「GSOMIA破棄はさすがに意味わからん」と感じていて、彼氏にいたっては私の比にならないくらい反文政権の姿勢を取っています。
で、彼氏は安倍政権に対して「文政権を失脚させてほしいから応援したい、でもさすがに外交戦略の融通が利かなすぎ」という感じで、私もそこは結構同感です。

これに関しては相手を尊重する姿勢とか以前の、現実的な相性の部分ですね。
まぁでも仮にもし私が右寄りで彼氏が左寄りだったとしても、私たちの場合は喧嘩にまではならなそうな気もします。
実際になってみないとわかりませんが^^;
それに実態はこんなにきれいに左右わかれず、もっと複雑に絡み合っています。

最後に:日韓カップルで日韓問題を語るのはむしろ面白い説

日韓カップルのタブーと思われがちな日韓問題ですが、実は逆にホットなトピックとして楽しんだり、「勉強になる」と積極的に会話するカップルも結構いるようです。

NAVERでみたニュースをシェアしたり~ご飯を食べながらふと歴史問題について話したり
いつでも話せるし、ボールが返ってくるから、モヤモヤが全くなくて、本当にストレスフリー
どちらが合ってる、間違ってるという次元ではなく どこが違うから、認識の差が出てきて問題になる
こういう解決手段があればなとか、あの時にこうしていればとか、色んな視点で考えるのが楽しくてw

(引用:みじゃろぐ

これ、日韓カップルの大きなメリットの一つだなぁと個人的に思います。

私は今韓国語と韓国の歴史・政治の勉強をしていますが、韓国人の視点を知る上で自分のすぐ側に彼氏という一当事者が存在するのは本当に便利です。
いつでもなんでもすぐ本人に聞けて、リアルタイムで答えが返ってきますからね。

そして日韓の当事者同士でお互いの視点を気軽に知り合える。
それがとても面白いです。
お互いの国の政治や文化への興味がどんどん深まっていくのを感じます。

最近だと、WTO判決に対する日韓の報道が真逆だったのに二人して驚き、お互いに自国の報道と事実関係を調べて笑い合ったりしてました。

繰り返しになりますが、「何がどうであれば正解」ということはないと思っていて、日韓問題に対する私と彼氏のこのスタンスが良いか悪いかもわかりません。

今はよくても今後二人ではっきりと見解を統一しなければならない時がくるかもしれないし、今後喧嘩する可能性もあるし^^;

まぁだとしても今のところ、楽しく語り合えている時間を幸せに感じています。
ノロケですかね。すみません。

あくまで一事例として参考になれば嬉しいです!

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