フィリピン 観光ビザ 延長費

フィリピン観光ビザ延長費をできるだけ正確に解説

フィリピンに住み始めて約10ヶ月が経ちました! chieです。

「住む」と言っても、私の場合はフィリピンの永住ビザを持っているわけではありません。
観光ビザで滞在しています。

いわゆる「海外ノマドワーカー」がフィリピンに滞在する場合は、この観光ビザで滞在する方法が最も簡単です。

ただ、このフィリピンの観光ビザ、ネットで色々と検索してみたんですが、正確な額を日本語で紹介しているサイトがなかなか見当たらない!

フィリピン留学関連のサイトにたくさん載ってはいるんですが、学校側が手続きを代行する場合が多いからか、額が円換算だったり手数料込みだったり、結構曖昧なんですよね。
あと、そもそも半年とか長期の延長をする人は少ないようで、その分情報も少なくなっています。

でも移住者やノマドワーカーとなると自分で手続きしないといけないし、正確な額が知りたいところ。
そこで今回は、フィリピンの観光ビザ延長費を期間別に正確に解説してみたいと思います。

イミグレーションサイトの公式情報を確認しながら正確な額を記載しますが、それでも何故か微妙に違う額を請求されたりすることもあります…^^;
(私が知らないだけで何か別のルールがあるのかも?)
恐れ入りますが多少の誤差は何卒ご容赦くださいm(_ _)m

<そもそも>フィリピン観光ビザはどんなルール?

フィリピン 観光ビザ 延長費

日本人はフィリピンに入国する際、30日間滞在可能な観光ビザが無料で付与されます。
そのため、事前にビザを取得しておく必要はありません。

ただし滞在31日以降は、29日間ごとに観光ビザの延長を申請しなければなりません。

ちなみに、ちょっとソースが正確ではないのですが、フィリピンの観光ビザは最大で3年延長可能と言われています。
ただ、私の周りでは3年間延長し続けた(一度も出国しなかった)人はちょっと見当たらないですね^^;

60日以上滞在する場合は、観光ビザに追加してACR(外国人登録)の申請も必要になります。
このACR-Iは一度取得してしまえば1年間有効で、その間に出国したとしてもリセットされません。

そして半年以上滞在する場合は、観光ビザの他にECC(出国許可証)が必要になります。

このECCが「手続きが面倒」「観光ビザ延長費と別でお金がかかる」「なんにせよ出国日を決めないと申請できない」など諸々難ありのため、私の知る限りは、観光ビザで長期滞在する外国人のほとんどは半年毎に一度出国してビザをリセットしています。

いわゆる「ビザラン」と呼ばれる方法ですね。
クレジットカードの海外旅行保険の有効期間とも重なるので、私もこの方法を取っています。

あとは、現地で学校に通って何らかの教育を受ける場合は、SSP(就学許可証)も必要になります。
フィリピン留学で学校に滞在する際は、学校にこのSSPの費用を払い手続きを代行してもらう場合がほとんどです。

というわけで、フィリピンに半年間、学校などに通わずシンプルに滞在するのみの場合は、

  • 観光ビザ
  • ACR

の2つの申請が必要になります。
次の見出しから、この観光ビザとACRの費用を解説していきます。

SSPの費用が気になる方は、フィリピン留学関連のサイトに詳しく載っているので見てみてください^^
たとえばこちらのサイトなど。

フィリピン観光ビザ:期間別延長費一覧はこれだ!

それでは本題の、観光ビザの延長費を見ていきましょう!
わかりやすく一覧表にしてみました。

ビザ延長費 ビザ申請特急料金 ACR申請費 ACR-Iカード料金 ACR-Iカード特急料金 補足
30日以内 無料
31日以上59日以内
(延長1回目)
2,030ペソ 1,000ペソ
60日以上89日以内
(延長2回目)
2,400ペソ 1,000ペソ 1,000ペソ 50ドル 500ペソ
60日以上119日以内
(延長2回目)
2,900ペソ 1,000ペソ 1,000ペソ 50ドル 500ペソ ※2ヶ月一気に延長する場合
90日以上119日以内
(延長3回目)
1,430ペソ 1,000ペソ
90日以上149日以内
(延長3回目)
1,930ペソ 1,000ペソ ※2ヶ月一気に延長する場合
120日以上149日以内
(延長3 or 4回目)
1,430ペソ 1,000ペソ
120日以上179日以内
(延長3 or 4回目)
1,930ペソ 1,000ペソ ※2ヶ月一気に延長する場合
150日以上179日以内
(延長5回目)
1,430ペソ 1,000ペソ

参考:BUREAU OF IMMIGRATION


さて、この表を読み解くために、フィリピン観光ビザ申請の2つのオプションについて説明します。

まず一つ目が特急料金(Express)
この特急料金を支払うと、ビザ延長を特急で手続きしてもらえます。

私が住んでいるドゥマゲテのイミグレーションだと、特急の場合は運が良ければ当日中、運が普通だったら大体翌日にパスポートを受け取れます。
特急じゃない場合は基本的に1週間かかります。

そして二つ目が2ヶ月一気延長割引
滞在60日以上からは、ビザを2ヶ月一気に延長することもできます。
その場合は1ヶ月だけ延長する場合よりも費用が割安になります。

半年間滞在するなら「1ヶ月延長 + 2ヶ月延長 + 2ヶ月延長」の組み合わせにすると、最もお得かつ手続き回数が最小で済むことになります。
特急オプション無しにするとさらに安くなりますね。

というわけで、上の表に基づいて半年滞在の延長費を何パターンか試算してみます。

パターン1:1ヶ月 + 2ヶ月 + 2ヶ月(特急利用0回)

1回目 2,030ペソ
2回目 2,900ペソ + 1,000ペソ + 50ドル
3回目 1,930ペソ

計7,860ペソ + 50ドル

パターン2:オール1ヶ月(特急利用5回)

1回目 2,030ペソ + 1,000ペソ
2回目 2,400ペソ + 1,000ペソ + 1,000ペソ + 50ドル + 500ペソ
3回目 1,430ペソ + 1,000ペソ
4回目 1,430ペソ + 1,000ペソ
5回目 1,430ペソ + 1,000ペソ

計15,220ペソ + 50ドル

パターン3:1ヶ月 + 2ヶ月 + 2ヶ月(特急利用0回)(ACR-I既に有)

1回目 2,030ペソ
2回目 2,900ペソ
3回目 1,930ペソ

計6,860ペソ


こんな感じになります。
半年毎にビザランして足掛け1年フィリピンに滞在するとしたら、1年間でのビザ延長費の最安値(パターン1 + パターン3)

14,720ペソ + 50ドル

ということになりますね。

それにしても、やはり半年ともなると、パターンによってかなり金額が変わってきますね。
特に大きいのは特急オプション(1,000ペソ)かもしれません。

ただ、都市によっては問答無用で特急にさせられてしまうことも多いと聞きましたTT
ドゥマゲテは、私が留学していた3年前は確か問答無用で特急だった気がするんですが、今はどちらにするか選ばせてくれます。
とはいえ仕組みがしょっちゅう変わるので油断できません^^;

最後に

以上、フィリピンの観光ビザ延長費をできるだけ正確に解説してみました!
ACR-Iやオプションで期間が混ざってくるのがややこしいですが、私の拙い説明でご理解いただけたでしょうか…

ただでさえお役所手続きには手間と時間がかかるフィリピン。
ビザの延長申請も面倒ですが、申請し忘れると罰金がかかってしまうので、これも貴重な海外経験の一つと割り切って着実に済ませてしまいましょう!

あ、もし申請を忘れてしまっても、罰金を払うだけでちゃんと手続きしてくれるので、怖がらずイミグレーション行ってくださいね^^

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