[海外ノマド]東南アジア9カ国のビザ事情を比較するとこうなった

フィリピンでフリーランス生活を始めてもうすぐ1年になります、chieです。

「海外ノマド」という言葉もすっかり定着したくらい、フリーランス業界では、海外に住みながら働くスタイルはもはや珍しくなくなっています。

特に人気なのは、やはり物価が安い東南アジア!
タイのバンコクなんかは、もはやノマドワーカーの天国とまで言われていますね。

そんな中、日本人が意外と見落としがちなのがビザです。
190カ国ビザフリーの最強パスポートを持つ我々日本人は、数週間単位の長期滞在をしない限り、ビザを気にする機会はあまりありません。

でも海外ノマドとなると移動が多すぎるのも大変なので、一つの国にどれだけ滞在できるかは気になりますよね。

そこで今回は、東南アジア9カ国のビザ事情を調査比較してみました!
具体的には、

  • インドネシア
  • カンボジア
  • シンガポール
  • タイ
  • フィリピン
  • ベトナム
  • マレーシア
  • ミャンマー
  • ラオス

の9カ国について、

・ビザなし滞在可能日数
・観光目的で取得できるビザとその滞在可能日数
・ビザラン規制の厳しさ
 ※ビザラン:一度出国してから再入国することでビザをリセットし、再びビザなしで滞在すること

を調査しました。

今後海外ノマドスタイルを予定している方や、滞在先を検討中の方など、ぜひ参考にしてみてください!

今回はノマドワーカー視点ということで、観光目的での滞在条件のみ(就労ビザ・学生ビザ・永住ビザ等は除外)で調査しました。
また、ビザのルールは頻繁に変わる&情報に曖昧な部分も多いため、渡航の前に必ずご自身でも最新情報をお確かめくださいm(_ _)m

1.インドネシア

滞在期間 ビザ
〜30日 不要
31〜60日 アライバルビザ
61〜90日 アライバルビザ(延長1回)
91日〜 要ビザラン

ビザラン要件:ビザなし入国は年2回まで

インドネシアは、世界のノマドライフ向き都市ランキングを掲載しているnomadlistでバリ島のチャングーが常に上位に入っているほど、ノマドワーカーに人気の国です。

日本人はビザなしで30日まで滞在可能で、あらかじめアライバルビザを取っておけば90日まで連続滞在できるようです。

91日以降はビザランが必要ですが、今のところ年2回まではビザなし入国が認められているとのこと。
つまりノマドワーカーの場合は、アライバルビザ取得+延長+ビラザンの組み合わせで足掛け180日(半年間)滞在できる計算になります。

2.カンボジア

滞在期間 ビザ
〜30日 観光ビザ
31〜60日 観光ビザ(延長1回)
61日〜 要ビザラン

ビザラン要件:特になし?

内戦の傷がいまなお深く残るカンボジアですが、徐々に発展を遂げ、今はアンコール遺跡群を筆頭にアジア有数の観光地として人気を博しています。
私が訪れた際も、アジア人はもちろんのこと、欧米からの観光客がかなり多かった印象です。

そんなカンボジア、最強パスポートを持つ日本人でも入国には観光ビザが必要です。
また、観光ビザを延長することによって最長60日間滞在できますが、それ以降は別のビザが必要とのこと。
※求職者ビザを利用すれば61日以上の滞在も可能そうですが、どうもグレーゾーンのようです。

ビザランに関するルールは特に見つけられなかったのですが、ビザランしながら滞在している日本人は少なくなさそうです。

また、別の方法として、最大3年間何度でも出入国可能なマルチプルビザを取得するという手もあるようです。
ただしマルチプルビザの場合、1回の滞在期間が最長30日のため、ビザランを繰り返すことになります。

ビザランを繰り返すことも理屈上は可能ですが、出入国の際にヒヤッとしたという体験談もありました。
【実録】カンボジア、月1回ビザランしながら長期滞在してると国境でトラブったりするのか?

3.シンガポール

滞在期間 ビザ
〜30日 ビザ不要
31〜60日 観光ビザ(延長1回)

ビザラン要件:原則としてビザラン不可

物価が安いイメージの東南アジアですが、シンガポールだけは別世界です。
物価は東京並みに高いですが、資産に余裕があれば住環境はかなり快適そう。

日本人は30日までノービザ滞在が可能で、さらにオンライン上で延長申請をすることで最長60日まで滞在を延ばせるようです。
61日以降となると観光目的以外のビザが必要とのこと。

ビザランについては、原則としてビザラン目的の出入国は認められておらず、国境での取り締まりも年々厳しくなっているようです。
ネット上には出入国時のトラブルの体験談も多数あり。
シンガポールのイミグレーションで入国拒否
シンガポールもタイに引き続きビザラン規制?

4.タイ

滞在期間 ビザ
〜30日 不要
31〜60日 ビザなし(延長1回)or観光ビザ
61〜90日 観光ビザ(延長1回)
91日〜 タイランドエリートビザorビザラン

ビザラン要件:入国は陸路年2回まで、空路規制なし

来ました、ノマドワーカーの天国タイ!
物価、ネットスピード、ワークスペース、その他諸々とにかく海外ノマドに評判がいい国です。

タイも日本人は30日までノービザ滞在可。
そのまま延長申請をして60日まで滞在期間を延ばすこともできるし、あらかじめ観光ビザを取得しておけば延長手続きなしで60日間滞在できます。

観光ビザは2回まで延長可(1回につき30日間延長)なので、ノマドワーカーは90日まで連続滞在可能ということになります。

また、タイならではのビザタイランドエリートビザを取得すれば、なんと最長で20年間、何度でも出入国可になるそうです。
最も安いタイプで5年間、お値段は50万バーツ。
お金があるならこれが一番楽かつ確実な方法ですね。

しかし50万バーツは大金なので、91日以上滞在したい場合、ほとんどの人はビザランを選択することになると思います。
タイの入国ルールは「陸路年2回・空路規制なし」となっていますが、ビザランに関しては年々厳しくなっているともっぱらの噂です。
陸路年2回ルールを守った上で、かつ日帰りビザランは止めておいた方が良さそうです。

5.フィリピン

シキホール島

滞在期間 ビザ
〜30日 不要
31〜3年 観光ビザ(延長1〜33回)
3年〜 要ビザラン

ビザラン要件:特になし

日本人にはノマドワークよりも留学目的での長期滞在ニーズが高いフィリピン。
実は他の東南アジア諸国と比べるとビザの条件はかなりゆるいです。

ノービザでの滞在可能期間は他の国と同様30日間ですが、31日以降はなんと最長3年間観光ビザの延長で滞在可能。
ACR IカードやECCなどビザ以外に取得が必要なものも出てきますが、それにしても太っ腹ですね。

ビザランの要件も特になく、今のところは規制が厳しくなるという噂も聞こえてきません。
でも他の国同様、発展していくにつれ規制が厳しくなっていく可能性は見越しておいた方がいいかもしれません。

[2019年最新]フィリピン観光ビザ延長費をできるだけ正確に解説

6.ベトナム

滞在期間 ビザ
〜15日 不要
16〜30日 ビザなし(滞在延長1回)or観光ビザ
31〜90日 観光ビザ
91日〜 要ビザラン

ビザラン要件:出国から30日以内に再入国する場合はビザが必要

ベトナムもいまや観光大国、さらに中国に代わる生産拠点やオフショア開発拠点としても急速に発展している注目の国ですね。

日本人のビザなし滞在可能日数は15日と少なめですが、申請によって30日まで延長可能。
また、観光ビザを取得すれば最長90日まで連続で滞在できます。

ビザランに関しては、出国から30日以内に再入国する場合はビザ取得が必要とのことなので、ビザランするなら1ヶ月以上他の国に滞在してから戻ってくるかたちになります。

7.マレーシア

滞在期間 ビザ
〜90日 不要
91日〜 要ビザラン

ビザラン要件:ビザなしですぐ再入国すると滞在可能期間が短縮される?

日本人の移住先として人気が高まっているマレーシア。
GACKTが豪邸を購入して移住したことでも話題になりました。

日本人はなんとビザなしで90日間連続滞在可能です。
その代わり延長申請はできませんが、何の手続きもなしに90日も滞在できるなら十分ですね。

ただ、ビザランは年々規制が厳しくなっているようで、短期間での再入国だと滞在可能期間が大幅に短縮されてしまうという噂も。

【ビザ規制問題】マレーシアもビザラン規制は始めた模様。

8.ミャンマー

滞在期間 ビザ
〜30日 不要 ※2020年9月30日まで
31日〜 要ビザラン

ビザラン要件:特になし?(情報見つけられず)

2018年に日本人の観光ビザが免除されたミャンマー。
独特の仏教建築がバックパッカーにもファンの多い人気国ですが、ノマドワーカー界隈ではあまり聞かない気がします。

観光ビザ免除は試行扱いで開始されましたが、予定より期間が延長され2020年9月末の入国までノービザ最長30日滞在が認められています。
ただし延長は不可、そしてその他に観光目的で取れる長期ビザもなく、31日以上の滞在はビザランが必須です。

ミャンマーのビザランについては、残念ながらあまり情報が見つけられませんでした。タイのビザラン目的でミャンマーに行く人はかなり多いようなんですが^^;

9.ラオス

滞在期間 ビザ
〜15日 不要
16〜30日 観光ビザ
31〜90日 観光ビザ(延長1〜2回)

ビザラン要件:特になし?(情報見つけられず)

ラオスもバックパッカー界ではかなり人気の国で、観光需要から近年は経済発展も著しいとの噂です。
ビエンチャンやルアンパバーンなど、行ったことがなくても都市名を聞いたことがある人は多いんじゃないでしょうか。

ラオスは15日までノービザ滞在可能、16日以降は観光ビザが必要ですが最長90日まで延長できます。

ミャンマー同様、ビザラン情報は見つけられなかったんですが、もし規制がないならかなりノマドフレンドリーな国と言えそうです。
滞在しているノマドワーカーも多そうなイメージなんですが、それでも90日以上居ようという人はまだ少ないのかもしれないですね。

ノマドワーカーが最も長期滞在しやすい国はどこ?

今回調査した9カ国を、観光目的での滞在可能日数で上から順に並べてみます。

20年:タイ
3年:フィリピン
90日:インドネシア、ベトナム、マレーシア、ラオス
60日:カンボジア、シンガポール
30日:ミャンマー

タイが20年でダントツです。
タイランドエリートビザすごすぎる!

ただ、費用面を考えると、観光ビザの延長だけで3年間いられるフィリピンが現実路線で最もお得かもしれません。

それでも、3年も延長し続けたら最終的に延長費もかなり嵩みそうですけどね^^;

ビザランに関しては、今のところ規制が特になさそうなのがカンボジア、フィリピン、ミャンマー、ラオスで、それ以外の国は何らかの条件があったりビザラン自体を規制する方向に向かっている(シンガポールに関しては既にアウト)という印象です。

東南アジア9カ国のビザ事情:まとめ

改めてまとめると、

  • お金にものをいわせれば最も長くいられるのがタイ
  • 比較的ゆるい条件で長居できるのがフィリピン
  • 何も手続きせず長居できるのはマレーシア
  • ノマドの長居に最も向かなそうなのがシンガポール

という感じでしょうか。

もちろん、「長くいられるか」だけがノマドフレンドリーの指標ではないので、30日程度の滞在であれば、9カ国全てノマドワーカー向きと言えるような気がします。

できるだけいろんな国を周りながらリモートワークしたいという人にはむしろ、1つの国で1ヶ月以上の滞在は長すぎるかもしれないですしね。

今回はノマドワーカーが長期滞在する上でのビザ事情にスポットを当ててみましたが、実際に滞在先を選ぶ際は、物価の安さや環境の良さ、自分が行ってみたいかどうかなどの指標も足しながら検討することになると思います。

ビザのルールを守りつつ、快適なノマドライフが得られるといいですよね。

そしてビザ事情を調べるのはなかなか面白かったので、次回は他のアジア諸国やヨーロッパの国なんかも調べてみたいと思います!

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