こんにちは! フィリピン在住フリーランスのchieです。
今週のTwitterのトレンドに「#手取り15万」のタグが上がっていました。
つい先日は「老後資金2,000万」のフレーズも話題になりましたね。
老後に向けて貯蓄が2,000万必要で、でも給料だけじゃ貯金できなくて、そんな中税金も上がって…
もはや「どうすりゃええねん!」という国民の叫びがあちこちでこだましまくっている昨今な気がします。
そんな中、私は駆け出しフリーランスとして、まさに「低所得者層」の収入で生きています。
「日本の税金を抜いて外国に住む」というなかなかトリッキーな方法で、なんとか生計を立てています。
ただ、実はフリーランスになる前も、月の生活費10万以下で過ごしていた時代がありました。
そのときに私が取った方法が「ソーシャルアパートメント(シェアアパート)に引っ越す」というものでした。
この方法が私にはかなり効果的だったんです!
そこで今回は、
「給料も上がらないし貯金もできないよー!」
「かといって転職も副業も移住も無理ー!」
という方に向けて、おすすめ節約術としてソーシャルアパートメントへのお引っ越しを提案してみたいと思います。
<そもそも>ソーシャルアパートメントとは?
ソーシャルアパートメントは、一つの住宅を複数人でシェアして住むタイプの居住施設です。
よくシェアハウスと混同されますが、シェアハウスよりもプライベートが尊重された居住空間になっています。
具体的には、ソーシャルアパートメントは基本的に個室制で、入居者数もシェアハウスより多い場合がほとんどです。
水回りだけ共用のアパートや、ゲストハウスなどを思い浮かべるとイメージしやすいと思います。
(個室に水回りを完備しているソーシャルアパートメントもあります)
シェアハウスや寮の相部屋だと、入居者同士のトラブルやプライベートの確保が心配ですが、ソーシャルアパートメントは個室にひきこもって過ごすこともできるので、かなり一人暮らしに近いです。
なぜソーシャルアパートメントはお金が貯まる?
私はソーシャルアパートメントに引っ越すことで、月々の支出を大幅に減らすことができました。
結果、お金が貯まるスピードが格段に上がりました。
その理由を解説していきます。
理由1:家賃が諸々込みで安い
私が住んでいた千葉のソーシャルアパートメントは、
- 家賃
- 共益費
- 管理費
- 光熱費
- 水道代
- WIFI
がすべて込みで約6万円でした。
普通のアパートで一人暮らししていたときは全部合わせて10万円ほどかかっていたので、引っ越すだけで月々の出費が3〜4万円減りました。
理由2:初期費用が安い
実はソーシャルアパートメントは敷金・保証金が安い物件が多いんです。
私の住んでいた物件はなんと敷金・保証金0円でした。
さらに、ほとんどのソーシャルアパートメントは、生活に必要な最低限の家具があらかじめ備え付けられています。
これも初期費用が大きく抑えられるポイントです。
私の住んでいたところは、部屋にベッド・机・椅子・冷蔵庫・電気・冷暖房があり、共用部の洗濯機・乾燥機・電子レンジ・炊飯器などが使えました。
おかげで家具や電化製品は一切購入しないまま入居可能でした。
理由3:共用部が使い放題
ソーシャルアパートメントは共用部の設備が充実していることも特徴で、ジムや大浴場、中には畑やイベントスペースまで備えている豪華物件もあったりします。
この共用設備が、家賃を払うだけで使い放題になります。
私の住んでいた物件だと、
- 音楽室(電子ピアノ・ドラム・ギター・カラオケ設備あり)
- フィットネスルーム
- 広いキッチン
- 広いリビング
- WOWOW・スカパー付きTV
- 各種ゲーム機
- ビリヤード台
などが使えました。
もちろん光熱費や水道代を気にする必要もなし。
共用部はスペースが広いので、友達を呼んでホームパーティーをすることだってできます。
これをもし一人暮らしで実現しようとすると、スペースや物品を借りたり買ったりする費用、衛星チャンネルの契約費など、追加の費用がどんどん膨れ上がります。
つまり、ソーシャルアパートメントの共用部を利用することで娯楽代の節約につながるというわけです。
共用部の物品は管理会社が補充してくれるので、例えば洗剤・トイレットペーパー・その他水回りの物品は自分で買う必要がありません。
これが地味に助かるんですよね^^
節約以外も!ソーシャルアパートメントのメリットいろいろ
お金が貯まること以外にも、ソーシャルアパートメントに住むといろいろとメリットがあります。
メリット1:家事(特に掃除)が楽
共用部の掃除は管理会社の担当なので、掃除は自分の部屋だけすればOK。
(※ソーシャルアパートメントによっては住人当番制の物件もあり)
キッチンやシャワー室など、水回りの掃除をしなくていいのがめちゃめちゃ楽!
そして自炊がしやすい。
ソーシャルアパートメントはキッチンが広くてコンロ数も調理器具も多く、いわばキッチンスタジオのような環境です。
私は自炊が大の苦手でしたが、キッチンが使いやすくなるだけでかなりハードルが下がりました。
自由度を重視する人や潔癖気味の人にはデメリットも多いかもしれません。
メリット2:同居の安心感
一人暮らし、特に都会の女性一人暮らしだと住む場所のセキュリティーも気になります。
私が大学時代住んでいたアパートはオートロックがなく、怪しい人がしょっちゅう来たり空き巣に入られたりしてなかなか怖い思いをしました^^;
ソーシャルアパートメントは住人共通の玄関が暗証番号付きオートロックであることが多く、管理人常駐の物件もあり、セキュリティーがしっかりしています。
また、何かあっても同じ建物の中に住人がたくさん居るという安心感があります。
実際、ソーシャルアパートメントに住んでいた頃は怖い思いをしたことが一度もありませんでした。
メリット3:人脈が広がる
ソーシャルアパートメントの魅力は、一人でいようと思えばいられるし、共用部に行けば誰かと話したりもできること。
ソーシャルアパートメントには多種多様なバックグラウンドの人が集まるので、普段なかなか出会えないような人とも交流することができます。
年齢は20代が多いですが、私の住んでいたところは30〜40代の人もいました。
職業もフリーター、公務員、英会話講師、ダンサー、バーテンダーなど様々で、それぞれの話を聞いているだけでもとても刺激的でした。
さらに、初期費用が安いためか、ソーシャルアパートメントには外国人もよく住んでいます。
住民が自主的に英語を教わるサークルを立ち上げたりもしていて、人脈が広がっていく素敵な環境でした。
メリット4:引っ越ししやすい
初期費用が安く家具も所有しなくていいので、引っ越しがしやすいです。
賃貸は基本的に、一度引っ越すとある程度長く住むことを前提に考えるものだと思いますが、ソーシャルアパートメントの場合は気軽に引っ越せるので、複数のソーシャルアパートメントを転々とする人も結構いました。
そういう意味では、いろんな場所に住んでみたいという人にもソーシャルアパートメントはかなりおすすめです。
物件の違いを比較するのも面白いし、いろんな街での生活を体験するのも楽しそうです。
ソーシャルアパートメント物件の探し方
私はシェアハウス紹介大手のひつじ不動産のウェブサイトで物件を探しました。
日本全国のシェアハウス・ソーシャルアパートメント物件を網羅していて、写真やレポートも多くわかりやすい。
最寄駅、入居条件などで絞り込み検索もできて便利です。
私が初めてソーシャルアパートメントに住んだのはもう4年前ですが、「こんなにたくさん物件あるんだ!」と驚いた覚えがあります。
しかもどこもオシャレで、共用設備も豪華。
物件をいろいろと見比べているだけでも楽しくなります。
もしまた日本に住むなら、100人規模の大型ソーシャルアパートメントにも一度住んでみたいなぁ。
周りにもあまりいませんでした(ゼロではないですが)
意外とみんな普通に節度ある暮らしをしていますよ〜
最後に:実はファミリー向けもあります
シェアハウスとかソーシャルアパートメントというと単身者向きなイメージがありますが、実は今やファミリー向けの物件も多いです。
子連れ家族専用物件やシングルマザー専用物件なんかもあります。
<ひつじ不動産のファミリー向け物件特集ページはこちら>
「可及的速やかに支出を減らしたい」という時は、引っ越しはかなり有効な手段だと思います。
そしてソーシャルアパートメントだったら引っ越しのハードルがとても低い!
気になる方は是非一度試してみてはいかがでしょう^^
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