TASCAM DR-10L レビュー

ピンマイク「TASCAM DR-10L」使用レビュー(録音サンプル付き)

こんにちは、今日も動画編集に明け暮れていますchieです。

私が動画編集を始めたのは1年と少し前、フィリピンの語学学校のYouTubeチャンネルを担当させていただいたのがきっかけです。

 

こちらのチャンネルでは留学生の方や先生たちのインタビューも紹介するんですが、困ったのが声の録音でした。
カメラ内蔵のマイクだとどうしてもノイズが入りまくる…!

毎回できるだけ静かな場所で撮影したり、撮影動画を音声ソフトで頑張って調整したりしていたんですが、それがまた大変で。。
これはもうマイクを使わないとどうにもならんと悟りました。

というわけで購入したのがこちら!

「TASCAM DR-10L」です。

今回はこのマイクの使用レビューをお届けしたいと思います。
動画撮影でマイク購入を検討中の方、ピンマイクを探している方に参考になれば嬉しいです!

そもそも「TASCAM DR-10L」ってどんなマイク?

動画撮影用に使われるマイクには、

  • ピンマイク
  • ガンマイク
  • ヘッドセットマイク
  • スタンドマイク

の大きく4種類があり、「TASCAM DR-10L」はその中のピンマイクにあたります。
4種類の特徴を私の知る限りでざっとまとめると、

ピンマイク 胸元などに装着して使用する。
近くの音を集中的に録音するのに向いている。
ガンマイク カメラやマイク棒に装着して使用する。
比較的離れた距離からの音や一定方向から来る音を録音するのに向いている。
ヘッドセットマイク 頭に装着して使用する。
動きながらや手ぶらの状態で自分の声を録音するのに向いている。
スタンドマイク 机や床などに設置して使用する。
不特定の方向から来る音を録音するのに向いている。

こんな感じです。

私は取材相手の声を野外ロケなどで動きながら録音することが多かったため、ピンマイクかガンマイクで検討し、最終的に軽くて持ち運びやすいピンマイクに決めました。
さらにピンマイクの中でも「TASCAM DR-10L」を選んだのは、以下の特長が気に入ったからです。

<カメラとつながず本体だけで録音できる>
カメラに接続するタイプのピンマイクだとケーブルが邪魔だし、距離を常に気にしないといけないんですよね。
その点「TASCAM DR-10L」は本体のみで録音できるので、音は別撮りして編集で映像とくっつけたい場合にピッタリです。

<サイズが小さい>
本体が手のひらサイズでめちゃくちゃ軽いです。
さらにフックがついているので、服のベルトなんかに簡単に装着できます。

<乾電池1本で約10時間稼働>
丸一日ロケでも充電が必要ないのはありがたい!

カメラ内臓マイクと「TASCAM DR-10L」の録音を比較してみた

それではここから、「TASCAM DR-10L」を実際に使ってみたレビューです。

先に総括を言ってしまうと、「TASCAM DR-10L」めっちゃ買いでした!
音質いい!そして使いやすい!

以下、実際に録音してみた音声を紹介します。
わかりやすく、私が普段使っているミラーレスカメラ(Canon EOS M100)の内臓マイクとの比較になっています。

パターン1:自撮り(室内)

ミラーレスカメラで自撮りした際の内臓マイクの録音と、「TASCAM DR-10L」を胸元に装着した際の録音です。

自室で録音したんですが、カメラ内臓マイクの方はクーラーの「ゴォー」という音が大きく入ってしまっています。
一方の「TASCAM DR-10L」はかなり静か!「ゴォー」が「サー」くらいになっています。
さらに声質もクリアに聞こえます。

「TASCAM DR-10L」は不要な低音をあらかじめ低減するローカットフィルター機能が付いているので、ノイズはかなり聞こえなくしてくれます。

パターン2:自撮り(外)

同じ設定で、外の自然音の中でも録音してみました。

室内同様、「TASCAM DR-10L」のノイズのなさ、声質のクリアさが際立ちます。

パターン2:インタビュー撮影(一人)

インタビュー撮影の想定で、カメラを話者から60cmほど話して撮影した録音と、「TASCAM DR-10L」を話者の胸元に装着した際の録音を比較してみました。

当たり前ですが、カメラ内臓マイクだと自撮りより距離があるので声が小さく、クーラーの音がさらに大きく聞こえてしまいます。
ピンマイクの長所が一番際立つのはこのパターンかも。

パターン3:インタビュー撮影(複数)

複数人のインタビュー撮影の場合、ピンマイクを一人だけに装着するわけにはいかないので、カメラと同じ60cmくらいの距離に置いた録音も比較してみました。

さすがに声は小さくなってしまいますが、それでもカメラ内臓マイクよりノイズが少なく、声質もクリアです。
でもこのパターンだと、ガンマイクやスタンドマイクに比べてピンマイクはメリットが小さいかもしれないですね。

番外:録音をノイズ除去補正した場合

カメラ内臓マイクの距離60cmでの録音と、「TASCAM DR-10L」を胸元につけた場合の録音を、それぞれAdobe Auditionのノイズリダクション機能できる限りノイズ除去してみました。
それがこちら。

カメラ内臓マイクの方は声質がだいぶ機械的に変わってしまっていますが、「TASCAM DR-10L」の方は声質はほぼそのままでノイズだけ綺麗に無くなっています。

正直、ここまで音質に差が出るとは思っていませんでした。
今まで声質を変えずノイズだけ消すのにめちゃめちゃ苦労していたので(音声補正だけで半日かかったり。。)この音質の良さは本当に嬉しかったです!

その他、「TASCAM DR-10L」はここが使いやすい!

リミッター機能が便利

マイク録音のあるあるとして、音量が大きくなりすぎると音が割れてしまったり、逆に小さい音を拾えなくなってしまうことがありますが、「TASCAM DR-10L」は過大入力を自動調整するリミッター機能が付いているので、話者が突然大きい声を出したりしても上手い具合に調整してくれます。
地味にありがたい機能です。

録音中にマイクが外れるリスクがない

本体とマイクをつなぐ端子がネジ式になっていて、ネジを巻くと引っ張っても抜けないので、録音中にマイクが本体から外れてしまう心配がありません。
動きながらの撮影が多い場合に特にありがたい。

操作が簡単

電源と録音がスライドボタン、その他の操作も4つのボタンで完結する非常にシンプルなインターフェースで使いやすいです。
説明書もほとんど見ずに直感的に操作できました。


以上、「TASCAM DR-10L」の使用レビューでした。
約2万円とそれなりに値は張りますが、動画編集の効率が格段に上がったので、満足のいく買い物になりました。

個人的には「音質の良さ(ノイズの少なさ)」「カメラと離して録音できる」「持ち運びやすさ」の3点が特におすすめポイントです。これからもっともっと使い倒していこうと思います!

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