ワット・ラチャボピット

バンコクのインスタ映え穴場スポット?ワット・ラチャボピットを紹介

ワット・ラチャボピット

こんにちは、バンコクに1ヶ月滞在中のchieです。

先日遂に、重い腰を上げてバンコクのお寺を観光してきました!
行ったのはワット・ラチャボピットです。

このお寺、観光地としてはあまりメジャーじゃないようで、ぐぐってもそんなに情報が出てきません。
でも行ってみたら写真映えするとても綺麗なお寺だったので、今回はこのワット・ラチャボピットの魅力と行き方を紹介したいと思います。

お寺好きの方には特におすすめですので、ぜひ行ってみてください!

ワット・ラチャボピットとは?

ワット・ラチャボピットは正式名称がとても長く、「Wat Ratchabophit Sathit Maha Simaram Ratcha Wora Maha Wihan (タイ語: วัดราชบพิธสถิตมหาสีมารามราชวรวิหาร)といいます。

そういえばバンコクという都市名の正式名称も確かめちゃくちゃ長いんでしたね…

1869年に当時のタイ国王ラーマ5世によって建立された仏教寺院で、現在は王室第1級寺院の一つとして、ラーマ7世とその王妃の遺骨が安置されています。

また、敷地には王室墓地も併設されていて、複数の王族の方々の遺骨が安置されているそうです。

ちなみに王室寺院には1級から3級までがあり、1級は王族自らが建立した最も権威ある寺院なのだそうです。

豪華絢爛!これがワット・ラチャボピットだ!

ワット・ラチャボピットの最大の特徴は、西洋建築に関心のあったラーマ5世の意向で、タイ式と西洋式が融合した独特の造りになっていること。
実際どんな感じか写真で紹介していきましょう。

ワット・ラチャボピット

外壁から王室墓地を抜けて境内に向かうと、まずこのような入口があります。
早速豪華絢爛な建築が見えますね。

ワット・ラチャボピット

この入口扉に施された衛兵さん(?)の表情がアンニュイです。

ワット・ラチャボピット

衛兵さんの扉を抜けると、今度は仏塔を囲む回廊の入口があります。
この回廊入口の建物から、夥しいほどの装飾が施されています。

ワット・ラチャボピット

眩い黄金色にビビッドな赤・青・緑が散りばめられて、とても煌びやかです。

ワット・ラチャボピット

回廊入口の門の装飾です。
配色センスがすごいですね。

ワット・ラチャボピット

このように仏塔の外側を回廊が囲んでいる造りの寺院は珍しいそうです。

ワット・ラチャボピット

扉を抜けるとすぐ仏塔のお出ましです。
高さは43m。迫力あります。

ワット・ラチャボピット

仏塔はびっしり、色鮮やかなタイル装飾で覆われています。
個人的に、南スペインの建築の色使いに似ているなぁと感じました。

ワット・ラチャボピット

ワット・ラチャボピット

そしてこの文様の夥しさ。
これまたスペインのアルハンブラ宮殿を思い出しました。
ヨーロッパを経由してイスラム建築にもつながっている感じがします。

ワット・ラチャボピット

この文様と色使いは、なんとなくステンドグラス感がありますね。

ワット・ラチャボピット

ワット・ラチャボピット

仏塔の壇にはタイの可愛らしい花飾りが供えられていました。

さて、仏塔の北隣にワット・ラチャボピット最大の見所であり、ラーマ7世の遺骨とご本尊が安置されている本堂があるのですが、私が行ったときは残念ながら何かの工事をしていて中に入れませんでした(涙)

というわけで代わりにWikipedia先生の写真をご覧くださいm(_ _)m

ワット・ラチャボピット

Wikipediaより)

仏像があるのでお寺だとわかりますが、内装はまさしくヨーロッパの教会と見まごうばかりですね。
天井の豪華絢爛なシャンデリアはヴェルサイユ宮殿を模したと言われているとか。

ワット・ラチャボピット

私が裏側の扉の外から撮らせてもらった写真にもシャンデリアや燭台が写っていました。
いや〜中に入ってみたかったなぁ。残念。。

ワット・ラチャボピット

本堂の扉にあった装飾です。
ただ煌びやかなだけではなく威厳を感じました。

ワット・ラチャボピット

ワット・ラチャボピット

境内にはタイのお寺らしいお花がたくさん咲いていました。
とても綺麗です。

ワット・ラチャボピット

お花を使った装飾も素敵でした。

ワット・ラチャボピット

境内にこの寺院を建立したラーマ5世の銅像がありました。
ラーマ5世はタイの近代化を進めた革新的な人物で、知名度・人気共に抜群の国王なのだそうです。
供えられているたくさんの美しい花からもその人望がうかがえます。

ワット・ラチャボピット

ワット・ラチャボピット

木から花が生えているように見えますが、近づくと苗ごと木に括り付けられていました。
このスタイルは日本では見かけたことがなかったので新鮮でした。

ワット・ラチャボピット

これは中国風?というような装飾も。
多文化の融合がテーマなのだろうか…

ワット・ラチャボピット

ちなみに現在も装飾は追加され続けているようで、私が訪問した際も何人かの絵師さんが実際に絵筆で装飾を描いていらっしゃいました。スマホからおしゃれな洋楽を流しながらのんびり描かれていて、なんだか雰囲気とギャップがあって面白かったです(笑)

ワット・ラチャボピット

仏塔から運河側に抜けると王室墓地エリアで、安置されている王族の方々の家系図らしきものがありました。

ワット・ラチャボピット

王室墓地の仏塔は、中の仏塔とは対照的な白亜一色でした。
そしてやはり夥しい彫刻が施されています。荘厳で素敵でした。

ワット・ラチャボピット

こちらにも花飾りがたくさん備えられていました。
白亜に黄色が映えますね。


以上です。
敷地はそんなに広くなく、30分ほどで観光できました。

平日の夕方だったからかもしれませんが、私が行ったときは他の観光客や参拝客がほとんどおらず、静かにゆっくり堪能できました。

ワット・ラチャボピットの基本情報

参拝時間

6〜18時

入場料

無料

場所

行き方

黄金色の巨大な涅槃仏で有名なワット・ポーのすぐ近くで、徒歩10分程度で行くことができます。
ワット・ポーに行くなら是非、ワット・ラチャボピットにも立ち寄ってみてください。

バンコク中心部から最寄駅まではMRTブルーラインで行くことができます。

最寄駅はSanam Chai駅で、駅からワット・ラチャボピットまでは徒歩10〜15分ほど。

ワット・ラチャボピット
ちなみにSanam Chai駅もなんだか豪華絢爛です。

駅からは運河沿いを歩くと着くのでわかりやすいです。

ワット・ラチャボピット
運河と所々に生えている菩提樹を眺めながらのんびり歩くのも楽しかったです。暑いですが…

日本人街のあるプロンポン駅から行く場合は、まずBTSでアソーク駅まで移動し、アソーク駅から徒歩でMRTのスクンビット駅に移動してSanam Chai方面行きのブルーラインに乗り換えることができます。

2020年2月現在、MRTブルーラインのBang Pho駅からCharan13駅までは午前10〜16時までしか電車が運行していません。
もしブルーラインの北側からSanam Chai駅に行くには10〜16時の間に電車を利用するか、でなければ逆回りで時間をかけて行くことになるので注意してください。
(将来的にはこの運行時間制限はなくなりそうですが…)

もし車やバイクタクシーで行きたい場合は、配車アプリ「Grab」が便利です。

私は北側のTao Poon駅からパープルラインに乗りたかったので、ワット・ラチャボピットからの帰りはバイクタクシーを配車してTao Poon駅に直接移動しました。

バンコクでのGrab配車方法はこちらの記事でわかりやすく解説されていたので、使ってみたい方はぜひ参考にしてください。

おまけ:隣のカフェ「Suan Nguen Mee Ma Book & Green Shop」もおすすめ

ワット・ラチャボピット

お寺を歩き疲れたら、ワット・ラチャボピットの入口を出てすぐの場所にある「Suan Nguen Mee Ma Book& Green Shop」で一服できます。

ワット・ラチャボピット

本・雑貨ショップに併設されているかわいいカフェで、静かで雰囲気がよく、店員さんもフレンドリーです。

ワット・ラチャボピット

フリードリンクとストロベリースムージーをいただきました。
ここでバイクタクシーのんびり快適に待ってました。
(まぁ配車したらすぐ来るんですが^^;)

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