海外旅行保険が半年使えるクレジットカードおすすめの組み合わせ

フィリピンに移住して半年が経過しました、chieです。

私は日本で国外転出届を提出し、日本の住民票を抜いてからフィリピンに来ました。
そのため、国民健康保険をはじめとする日本の各種保険には未加入の状態です。

ではフィリピンでの医療費負担はどうするかというと、クレジットカードの海外旅行保険を利用するつもりでいます。
クレジットカードの海外旅行保険は、その組み合わせによって最大半年間続けて利用することが可能です。

今回は、私がフィリピン移住にあたって用意した「海外旅行保険が半年使えるクレジットカードの組み合わせ」をご紹介します。
あくまで一つの事例ですが、海外移住や海外旅行でクレジットカード選びに迷っている人に参考になれば嬉しいです。

大前提:クレジットカードの海外旅行保険を半年もたせる方法

通常、クレジットカードに付帯している海外旅行保険の有効期間は3カ月ですが、これを倍の半年間もたせる方法があります。
それは、自動付帯と利用付帯の2種類のカードを組み合わせること

自動付帯と利用付帯の違いはこちら。

自動付帯:そのクレジットカードを持って海外に行くだけで自動的に保険が適用される
利用付帯:そのクレジットカードを海外旅行で利用することによって保険が適用される
※どちらも保険を適用できるのは出国から帰国までの一回のみ(帰国するたびにリセット)です

自動付帯はわかりやすいですね。
クレジットカードを持ってさえいればいいわけです。

利用付帯は、海外旅行に関連して利用する公共交通機関(バス・電車・飛行機など)の料金を、クレジットカードで支払うことが適用条件です。
ここでのポイントは、海外に渡ってから保険を適用できる(適用のタイミングが操れる)という点です。

つまり、

出国して最初の3カ月は自動付帯の保険を適用

出国して4カ月目〜6カ月目は利用付帯の保険を適用

このように組み合わせることで、連続で半年間保険を適用することができます。
あとは半年ごとに一時帰国して保険をリセットし、同じ方法を繰り返すというわけです。

私が選んだクレジットカードの組み合わせ

私は最終的に、自動付帯2種類と利用付帯1種類のクレジットカードを準備しました。
以下、それぞれの選んだポイントを解説します。

自動付帯1枚目:楽天プレミアムカード

選んだポイント1. プライオリティパスを無料でゲットできる

プライオリティパスは、世界中の空港の提携ラウンジが使い放題になるカードです。
通常の申し込みだと年会費4万6千円強かかりますが、楽天プレミアムカードを持っていれば無料でゲットすることができます。

これほどの安価(年会費実質¥10,800)でプライオリティパスを使えるクレジットカードは、私の知る限りは他にありません。

ちなみに空港のラウンジはこんな感じです。

スワンナプーム空港_ラウンジ
タイ スワンナプーム空港
チャンギ空港_ラウンジ
シンガポール チャンギ空港
スキポール空港_ラウンジ
オランダ スキポール空港
ガトウィック空港_ラウンジ
イギリス ガトウィック空港

ラウンジによってサービスは区々ですが、基本的に飲み物・お酒や料理が食べ放題で、高速WIFIやコンセントが利用できます。
シャワー室や仮眠室があることも。

空港の一般的なベンチに比べるともはや天国です
乗り換えの待ち時間にラウンジに入れるか入れないかで、旅の快適度がかなり変わります。

私はフィリピンー日本ー韓国を比較的頻繁に行き来することと、ゆくゆくは他の国にもときどき滞在したいので、プライオリティパスが最優先項目でした。

選んだポイント2. 海外旅行保険がそこそこ充実している

楽天プレミアムカードの補償内容がこちら。

死亡・後遺障害 4000万円
傷害治療費用 300万円
疾病治療費用 300万円
賠償責任 3000万円
携行品損害 30万円
救援者費用 200万円
キャッシュレス診療サービス あり

海外旅行中に最も利用率が高いのが傷害治療費用・疾病治療費用・携行品損害です。
海外では医療費はかなり高くなりますが、傷害・疾病それぞれ300万円の補償額は、自動付帯のカードとしてはそこそこ充実しています。

また、現地の病院を支払いなしで利用できるキャッシュレス診療が使える点もポイントが高いです。
携行品損害も30万円と必要十分な額ですね。

デメリットとして、家族特約がないため家族には補償が適用されないのですが、私の場合一人身なので問題なしです。

選んだポイント3. 初年度は年会費が実質ほぼ無料

楽天プレミアムカードは、新規入会&1回の利用で10,000ポイントプレゼントキャンペーンを実施しています(2019年6月現在)。

1ポイント1円で使えるので、新規でカードをつくるだけで1万円がもらえることに。
つまりほぼ年会費分がペイできます

1年で解約もできるので、とりあえずつくってみて損はないと思います。

選んだポイント4. 楽天ポイントが貯まりやすい

普段から楽天市場でよく買い物する人であれば、楽天プレミアムカードで決済することによってポイントが貯まりやすくなります。

まず、「楽天市場の商品 + 楽天プレミアムカードで決済」でポイントが最大5倍
さらに「楽天市場コース」を適用させれば最大6倍
さらにさらに楽天市場アプリで購入すれば最大7倍ですね。

しかも、初年度は特別会員プログラムの「楽天プレミアム」が無料で適用されるので、楽天市場の買い物は送料分相当のポイントがもらえます。(送料無料はポイント2倍)

もちろんクレジットカードには楽天ポイントカード機能も付いているので、街中の加盟店での利用でもポイントを貯められます

もはや色々ありすぎて訳がわからなくなってきますが、要するに楽天プレミアムカードだとポイントがザクザク貯まります。
私は今フィリピンで生活していますが、日本でもよく物資を調達するので、楽天ポイントは地味に助かっています。

自動付帯2:エポスカード

選んだポイント1. 年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯

エポスカードは近年、長期海外滞在者の間で人気のカードです。
その理由は、年会費無料にもかかわらず海外旅行保険が自動付帯されているから。

その補償内容がこちら。

傷害死亡・後遺障害 500万円
傷害治療費用 200万円
疾病治療費用 270万円
賠償責任 2000万円
携行品損害 20万円
救援者費用 100万円
キャッシュレス診療サービス あり

楽天プレミアムカードより補償額は下がるものの、キャッシュレス診療も可能ですし、年会費無料・しかも自動付帯でこれだけの補償が付いているカードはかなりレアです。

そしてここでのポイントは、クレジットカードの海外旅行保険は合算が可能なこと。

つまり、楽天プレミアムとあわせて傷害治療500万円・疾病治療570万円・携行品損害50万円まで補償されることになります。
これはかなり安心な額。

年会費無料なので、エポスカードはとりあえず持っておいて損はないと思います。

選んだポイント2. 海外キャッシングをネット返済できる

現地で現金を調達するのに最も楽でかつ手数料が安いのが、クレジットカードでキャッシングする方法
キャッシングの場合、返済日までに利息が発生してしまいますが、早く返済すればその分利息を節約することができます。

この返済日前倒しの手続きは、電話じゃないと受け付けてもらえないカードが多いのですが、エポスカードの場合はネット(Pay-easy)で手続きを完結できます。
海外滞在者にとってこれはかなりポイントが高いです。

※ただし支払い月の7日以降にならないとネット返済できないのでそこだけ要注意です

選んだポイント3. 申し込んだその日に発行できる

クレジットカードって「申し込み→審査→発行」まで時間がかかるのが結構面倒です。
でもエポスカードの場合、なんと申し込んだその日に受け取りが可能です。

具体的には、全国のマルイの店舗で即日受け取ることができます。
ネット申し込みでも可能ですし、直接店舗で申し込んでももちろんOK。

私は当時職場が渋谷だったので、仕事帰りに渋谷モディで申し込みました。
本当にその場でカードをもらえて驚きました。

ネット申し込みの場合は、「受け取り方法」「マルイ店頭受取」を選択し、来店予定店舗を選べばOKです。
ちなみに普通に申し込んでも3〜5日くらいでカードが手元に届くそうです。驚きの早さ。

エポスカードを詳しく見る

利用付帯1&2:リクルートカード

選んだポイント1. 年会費無料なのに海外旅行保険が比較的手厚い

リクルートカードの補償内容はこちら。

傷害死亡・後遺障害 2000万円
傷害治療費用 100万円
疾病治療費用 100万円
賠償責任 2000万円
携行品損害 20万円
救援者費用 100万円
キャッシュレス診療サービス あり

かつて利用付帯の王道だった三井住友VISAカードは2年目以降年会費がかかる上、傷害治療費用・疾病治療費用ともに補償額50万ですが、こちらは年会費無料で補償額100万なので、圧倒的にお得です。

エポスカード同様、つくっても損がまったくないので、とりあえず持っておくべきカードだと思います。

選んだポイント2. まさかの「一人で2枚」つくれる

同種のクレジットカードは1人1枚が原則ですが、リクルートカードはなんとJCBVISAorMASTER計2枚つくれます
ここでのポイントは、海外旅行保険の補償もこの2枚で合算できること。

つまり、傷害治療費用・疾病治療費用はともに200万、携行品損害は40万まで補償されるということです。
これはもう、はっきりいってお得すぎます。

唯一デメリットとしては、2枚それぞれ現地で有効化しないといけないので、それがちょっと面倒です。
特にJCBは海外では対応していない機関も多いので注意が必要ですね。

リクルートカードを詳しく見る

最後に:海外旅行保険はクレジットカード付帯が断然お得

以上、海外旅行保険を半年もたせるために私が選んだクレジットカード3種類4枚をご紹介しました。

ちなみに、私が2016年に世界一周にチャレンジしたときは、東京海上日動の海外旅行保険1年分で15万円強を支払いました。
その出費と比べると、現在は(一時帰国を挟むとはいえ)1年分を¥10,800でまかなえているので、圧倒的にお得です。

長期海外滞在者にとって、もはやクレジットカードの付帯保険はなくてはならない存在になっていると思います。
ぜひ自分にぴったりの組み合わせを見つけて、お得に&安心に海外生活を楽しんでください!

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