[会社を辞めるのが怖いあなたへ]気が楽になるかもしれないデータまとめ

新卒で正社員入社した会社を33歳で退職しました、フィリピン在住フリーランスのchieです。

突然ですが、会社を辞めるのってめちゃめちゃ怖くないですか?

私の場合、これまでの36年の人生で一番怖かった決断が会社の退職でした。
一人で世界一周チャレンジとか海外移住とかいろいろやってきましたが、会社を辞めることに比べれば全然怖くなかったです。

それでも辞められたのは、どうしても違う世界を見てみたかったのと、偶然会社でいろいろと辛いことが重なったからです。
「絶対辞めてやるー!」と自棄になることができましたw

自棄になるのはあんまり良いことではないかもしれないですが、それでもあのときはそのおかげで強く決意できました。
辛い出来事がなかったら今もまだ辞めずに働いていたかもしれません。
辞めて時が経った今だからこそ「辞めてもなんとかなるもんだなぁ」と思えますが、当時は本当に清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちでした。
だから、「会社を辞めたいけどどうしても怖い…」という人の気持ちは痛いほどわかります。
そこで今回は、そんな人に向けて、私も当時知りたかった「会社を辞める怖さが少し減るかもしれないデータ」をまとめてみました。
退職が怖い原因にも色々とありますが、今回は以下の5種類の原因ごとにまとめています。
  1. 転職に失敗するのが怖い
  2. 辞めてから後悔するのが怖い
  3. 社会のレールを外れるのが怖い
  4. 退職で会社と揉めるのが怖い
  5. 家族に反対されるのが怖い
データには本来ポジティブなものだけでなくネガティブなものもありますが、今回は退職を勇気付ける目的ということで、あえて退職に対してポジティブなデータのみを抽出しています。
「自分の退職決意を後押ししてくれる何かがほしい」という人におすすめです。

「転職に失敗したらどうしよう…」の恐怖を減らすかもしれないデータ

2019年現在は圧倒的売り手市場

有効求人倍率はここ1年ほど1.6倍前後と非常に高い数値を維持しています。

有効求人倍率

(グラフは厚生労働省「一般職業紹介状況」より)

また、転職サイトdodaによる統計では、2019年9月時点の求人倍率は2.69倍にまで上がっています。

特に以下の5業種は倍率2.0倍超えで引く手数多の状態。

IT・通信 7.85倍
サービス 3.03倍
メディカル 2.39倍
メーカー 2.05倍
メディア 2.01倍

そして職種の求人倍率上位5つがこちら。

技術系(IT・通信) 10.3倍
専門職 7.43倍
技術系(建築・土木) 5.86倍
技術系(電気・機械) 4.63倍
営業系 2.56倍

 

このデータから見るに、おそらく最も採用ニーズが高いのはITエンジニア職ですね。
もはや人材の奪い合い、売り手側無双の状態といえそうな数値です。

転職経験者の87.2%が「転職してよかった」と思っている

(アドバンスフローによる転職経験者アンケート調査のデータを元に作成)

「辞めてから後悔したらどうしよう…」の恐怖を減らすかもしれないデータ

退職経験者で後悔している人は意外と少ない?

アフィリエイトブログで有名なイケダハヤトさんがTwitter上で実施したアンケートでは、退職を後悔している人は(回答者のうち)11%程度。

私自身も、「辞めて良かった」かどうかはわからないけど、辞めたことを後悔したことは一度もないですね。
「決断できた自分に少し自信が持てた」というのも共感できます。

「社会のレールを外れてしまう…」の恐怖を減らすかもしれないデータ

実は「レールを外れる人」の方が多い?

内閣府のデータによれば、仮に「一つの会社に定年まで勤め上げる」ことを社会のレールだとすると、最初に正社員で就職しても定年時まで勤め続ける男性は3人に1人しかいません。

(グラフは内閣府「人づくり革命 基本構想」年齢階級別の転職割合より)

30代以下は約半数が転職を希望している

同じく内閣府のデータによると、10〜20代では50%以上、30代でも50%近くの人が現在もしくは将来の転職を希望しています。

「現在もしくはいずれ転職したい」と考えている人の割合

18~24歳 56.9%
25~29歳 53.7%
30~34歳 48.1%
35~39歳 45%

「レールを外れた」代表格(?)のフリーランスは増加中

ランサーズの調査によると、過去5年のフリーランス人口成長率は17%(ただしこの3年は横ばい)、経済規模は5年連続で増加中です。

ランサーズフリーランス実態調査より)

「退職で会社と揉めたらどうしよう…」の恐怖を楽にするかもしれないデータ

意外と揉めないかも

エン転職ユーザーアンケートによると、「周囲の社員が退職する際に「この進め方は良くない」「困った」と感じたことはありますか?」の質問に対し「ある」と答えたのは36%

エン転職ユーザーアンケートおのデータを元に作成)

日程に余裕を持てば揉める可能性を減らせる

退職で周囲と揉める理由のほとんどが「退職日が急すぎる」もしくは「引き継ぎ(期間・内容)が適当」

エン転職ユーザーアンケートより)

無料で利用できる退職支援サービスがある(※20代限定)

<退職支援サービス「リスタート」のメリット>

  • 退職経験のある20代のスタッフが同じ目線で相談にのってくれる
  • 相談者の状況にあわせて最適な方法をアドバイスしてくれる
  • 退職理由を踏まえて転職支援もしてくれる
  • すべて無料

「リスタート」について詳しく見る

退職代行サービスも利用できる(年齢条件なし)

<退職代行サービスのメリット>

  • 上司や会社に直接言う必要がなくなる
  • 一切会わないまま退職(全ての退職処理を代行してもらう)ことも可能退職
  • 退職月の給与や有給消化についても代理で交渉してもらえる
  • 弁護士に依頼する場合と比べて費用が格段に安い(相場は3〜5万円)※ただし保険書類手続きなどは代行不可能

退職代行サービス「EXIT」について詳しく見る

「家族に反対されたらどうしよう…」の恐怖を楽にするかもしれない情報

意外と賛成してくれる場合も

エン転職のアンケートによると、家族に転職を反対された経験はある人は46%で、そこまで多数派というわけではない。

Q.これまで家族に転職を反対された経験はありますか?

エン転職『ミドルの転職』ユーザーアンケートのデータを元に作成)

私が退職して世界一周すると決意したときも、ありがたいことに両親は賛成してくれました。
自分の決意の強さと、普段からの信頼関係、人生プラン等がしっかりしていれば、賛成してもらえる確率が上がるかもしれません。

蛇足:フィリピンに来るとすべてがどうでもよくなる(かも)よ

フィリピンに来てからは、あんなに怖くてあんなに悩んだ退職が、「小さな悩みだったなぁ」と思えるようになりました。

なぜなら、フィリピンの人たちは日本に比べて仕事への意識が圧倒的にユルイから。

勤務中の私語やスマホいじりは当たり前。
客を待たせようが誰も慌てないし、そもそも客のことなんて気にしていない。
ゲームセンターのスタッフはゲームで遊んでるし、家電店のスタッフは商品のカラオケで熱唱しています。
比較的真面目であるはずのオフィスワーカーや教職だって、遅刻や突発的な休みはしょっちゅう。
「明日退職します」もあるあるだし、なんなら突然失踪する人も珍しくありません。
てかそもそも、道端で1日中ギャンブルしてるおじちゃんとかたくさんいる(一体どうやって生計を立ててるの?)

フィリピン以外の国でも、日本と比べると仕事意識は本当にユルイです。
日本が意識高すぎなんだと思います。

旅漫画を描かれている低橋さんのツイートに共感しまくりです。

会社くらい辞めたってなんとかなる。
そう思えるかもしれない海外に来てみるのもありでは^^

その代わり、ユルすぎて人生の何もかもがどうでもよくなってしまう可能性もありますw

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