こんにちは、LCCと格安航空券に生かされています、chieです。
私は海外旅行する際によく、格安航空券オンライン予約サービスのTrip.com(トリップドットコム)を利用しています。
ただ、航空券をこういったオンラインサービスで買うと、何か不測の事態があったときにちょっと不安ですよね。
遅延や欠航などのアクシデントに対して保証があるのか、自己都合じゃないキャンセルならちゃんと返金されるのか等々。
そこで今回は、Trip.comで買った航空券の便が欠航になってしまった際に、返金を受けるまでの手続き方法を解説します。
私の場合はスムーズに返金してもらえたので、欠航になってしまった人はよければ参考にしてください。
欠航を知る方法:Trip.comからメールが届く
今回私が購入していたのは、タイのスワンナプーム空港からマカオ空港までの航空券でした。
新型コロナウイルスの影響でマカオ航空の便が欠航になってしまいました。
航空券を購入した便が欠航になると、Trip.comから「欠航のおしらせ」というメールが届きます。
このメール上では、この後の手続きについては以下のような案内しかありません。
予約の変更やキャンセル、航空券ご利用条件の詳細を確認するには、 Trip.comアプリをダウンロードしてください。
ただ、実際はアプリをダウンロードしなくてもウェブサイト上から手続きできます。
今回はウェブサイトからの手続き方法を解説します。
ちなみに、同メール内には問い合わせ先電話番号も書かれています。
出発まで日がないときや確実に手続きしたい場合は、この段階で電話で直接問い合わせるのが最も確実です。
欠航になった予約をキャンセルする
それではここから、返金までの具体的な流れを解説します。
とても簡単なので5分以内で終わると思います。
1.Trip.comのサイトから右上メニューの「予約を確認」をクリック
2.予約時のメールアドレスを入力し、バーを右にドラッグして、「認証コードを送信」をクリック
3.メールに送られてきた認証コードを入力し「送信」をクリック
認証されると↓のようにこれまで予約した航空券が一覧で表示されます。
4.欠航になった航空券の欄の「フライト変更」をクリック
5.「キャンセル」を押す
ちなみに「変更」を押すと別の便を検索・選択して振替手続きができます。
(おそらく手数料なし、航空券代の差額のみ支払い)
(一緒に予約していたマカオ→日本の乗り継ぎ便もまとめてキャンセルになりました)
6.「キャンセルの確認」画面で内容を確認し、「送信する」ボタンをクリック
欠航便の場合、キャンセル理由の欄は既に「航空機の遅延または欠航のため」が選択されています。
ちなみに、このページの右カラムに金額明細があり、この時点で金額は「未定」と表示されています。
しかし下の注意書きには
通常10営業日以内に、お支払い方法に応じて返金されます(日数は、カードの発行元により異なります)
とあります。
基本的には全額返金されるけど航空券によっては例外もある、ということだと思います。
7.「取り消しはできません」のアラート画面で「はい」をクリック
8.「予約キャンセルのお知らせ」メールが届くので、返金額を確認
航空券や時間帯によるかもですが、私の場合はオンライン手続きが終わって数分後にはメールが届きました。
購入金額と同じ額が返金額合計に記載されていました。
以上で手続き完了です。
文章記入の必要もなくかなりスムーズでした。
そもそもTrip.comの返金条件は?
今回は上記のようにスムーズに返金が受けられましたが、実は私が以前Trip.comで予約したマニラーコタキナバル便が欠航になった際は、返金は受けられませんでした。
理由が同じ「欠航」であっても、航空券によっては返金されない場合もあるようです。
実はフィリピン入国のための捨てチケットとして買ったので、欠航になっても全く困らず、特に問い合わせはしませんでした^^;
また、航空券予約時に表示される「航空券条件」には、いつであってもキャンセル料は「払い戻し不可」と記載されています。
これも便によって異なるでしょうが、自己都合でのキャンセルは基本的に返金されない可能性も高いので、予約時に必ず「航空券条件」を確認しておくことをおすすめします。
一方で、Trip.comのサービス保証ページによると、自己都合であっても予期し得ない健康上の事由(死亡、入院、骨折、妊娠等)であれば、書類手続きをすれば返金が受けられるようです。
また、同ページの航空券の項目によると、Trip.comや提携代理店側の事由でキャンセルせざるを得ない場合も払戻しや代替航空券が保証されています。
そして遅延については、予約時に東京海上日動の海外旅行保険を一緒に申し込むと、航空機遅延補償が2万円受け取れるようです。
ということは逆に、保険未加入の場合は遅延に対しても基本的には補償なしということかもしれません。
最後に:Trip.comについて
Trip.comの運営元は?
Trip.comは中国の最大手オンライン旅行会社「トリップドットコム・グループ」が運営しているサービスです。
元々はCtrip(シートリップ)という企業名で中国内での旅行サービスを提供していましたが、2016年に格安航空券比較サイト「Skyscanner」を買収。
さらに翌年にはアメリカの旅行サイトだったTrip.comを買収し、メインサービス名を「Trip.com」に変更して一気にグローバル展開しました。
Trip.comは怪しくない?
Ctripだった頃は電話対応もまだ日本語不可で、オンライン手続きの評判もそこまでよくはありませんでしたが、2020年現在は規模も大きく、対応にはかなり安心感があります。
ネット上では低評価のクチコミも見当たりますが、個人的には購入者側が条件等をしっかり理解して手続きすればとても使いやすいサービスだと思います。
問い合わせには基本的に日本人スタッフが日本語で対応してくれるし(たまに中国人スタッフによる片言日本語もときもあるそうですが…)、明瞭簡潔で丁寧、メールの返信も早いです。
先にも書いた通り、Skyscanner内で購入が完結できるのも非常に便利。
ウェブもアプリも、ユーザーインターフェースは初期と比べものにならないほど向上しています。
そして何より、価格が安い!
Skyscannerで最安値1位表示される率が本当に高いです。規模が大きいからこそ実現できる価格なんだと思います。
唯一、Skyscanner内での購入だとLCCで受託手荷物の追加手続きができないことが多いので、そこが個人的にちょっと不便だなと思っています。
ただ、中国最大手企業としてサービス向上のスピード感・勢いがはんぱないので、今後もどんどん使いやすくなっていくのではないかと期待しています。