動画編集

[動画編集で稼ぐ]最低限必要なスキルはたった4つ

フィリピン在住フリーランスのchieです。

私は現在、フィリピンに住みながら日本のクライアントからお仕事をいただいて生計を立てています。
請け負っている仕事は

  • デザイン
  • ライティング
  • 動画編集

の3種類です。

今回はその中から動画編集にスポットを当てて、私が考える動画編集で稼ぐために最低限必要なスキルについて書きたいと思います。

今後動画編集で稼ぎたいと考えている方や、具体的にどんなスキルが必要かイメージがつかない方に、参考にしてもらえたら嬉しいです!

私がつくっている動画はこのサイトの「Works_Video」ページや、ウィルイングリッシュアカデミーさんのYoutubeチャンネルでご覧いただけます^^

動画編集に最低限必要なスキルは4つだけ

「動画編集をしています」と言うと「え〜難しそう。すごいね!」と言われることがありますが、実は方法自体はかなりシンプルで、最低限必要なスキルも以下の4つだけです。

  • 切り出し
  • つなぎ
  • 文字入れ
  • 音入れ

一つずつ解説していきます。

動画編集スキル1:切り出し

動画データから編集に必要なシーンを切り出す作業です。
インタビュー動画だったら不要な発言シーンをカットしたり、VLOGだったら撮影映像から視聴者に見せたいシーンだけを切り出したりします。

切り出しは、パソコンや専用ソフトウェアがなくても、スマホの標準アプリやカメラの標準機能だけで出来てしまう場合がほとんどです。

やったことがない人は、手持ちのスマホですぐ試せるので是非やってみてください!
適当に動画を撮って「編集」を選択すればできると思います。

動画編集スキル2:つなぎ

切り出した動画を任意の順番に繋ぎ合わせる作業です。
テレビ番組とかでも、複数のカットがつながって一つの番組になっていますよね。あれです。
※ノーカット動画を作りたい場合は不要な作業ですが、仕事として請け負う場合は必須のスキルになると思います。

この「つなぎ」からは、基本的に動画編集専用のソフトウェアやアプリケーションが必要になります。
iOS機器(iPhone、iPad、MacPCなど)であれば、標準アプリの「iMovie」だけでも可能です。

動画編集スキル3:文字入れ

タイトル、キャプション、字幕など、ほとんどの動画には何らかの文字を入れる必要が出てきます。
文字の大きさや色、配置などもTPOにあわせて柔軟にデザインできるとベターです。

動画編集スキル4:音入れ

これも作りたい動画によりますが、動画編集を仕事として請け負う場合は何らかのBGMや効果音を入れる必要が出てくることが多いです。
動画編集ソフトで簡単に入れることができます。


以上です。
どうでしょう、かなりシンプルじゃないですか?

そもそも「動画編集」の定義って?

ここまで読んで、「あれ?撮影はできなくてもいいの?」「アニメーション作成は必要ないの?」と思われた方がいるかもしれません。

違う考え方もあるかもしれませんが、私は「動画編集」の定義を踏まえれば最低上記4つのスキルのみで成り立つと考えています。

というのは、動画編集の定義、すなわち動画編集者の役割は「既にある素材を編集して一つの動画データに作り上げること」だと考えるからです。
必要な素材を調達して料理する、いわば料理人のポジションです。

素材の制作は別のプロフェッショナル、たとえば撮影映像だったらカメラマン、アニメーションはアニメーターが担うわけですね。
テレビ番組や映画のスクロールなどからも、役割が細かく分かれていることがうかがえると思います。

実際クラウドソーシングなどで募集されている動画編集の仕事を見ても、編集元の撮影映像や文字入れ指示などはクライアント側から支給される場合が多いです。

できたら一気に幅が広がるスキル7つ

動画編集に最低限必要なスキルは4つですが、とはいえ、実はそれだけでは請け負える仕事がかなり限定的になってしまいます。

というのは、文明の利器の発達に伴い、動画編集のみならず映像制作全体の難易度が急速に下がってきているため、これまで分担されていた役割毎の垣根がどんどん無くなってきているからです。

今や企画・構成から撮影・編集まで一通りこなせる人材は当たり前。
自分でチャンネルを立ち上げるYoutuberが無尽蔵に出てきていることからもうかがえますよね。

というわけでここからは、最低限必要な4スキルにプラスして、できたら一気に幅が広がるスキル7つを紹介します。

1.撮影

今やスマホでもかなり綺麗な動画が撮れるので、撮影のハードルはかなり低くなっています。
スマホのみでスタートしたyoutuberさんもたくさんいますね。

画質にこだわるならば、やはり高性能なカメラが必要になってきます。

 

ちなみに私が最初に使っていたのは「CASIO EX-ZR60」という、4年前で確か2万円くらいのコンデジです。
このCASIO EX-ZR60で撮影してつくった動画がこちら。

 

そして現在使っているのはミラーレス一眼「canon eos m100」
これで撮影してつくった動画がこちら。

 

さらに激安アクションカメラ「MUSON PRO3」で撮った水中映像も使っているのはこちら。

 

ただ、いくら撮影そのもののハードルが下がっているとはいえ、綺麗にセンスよく撮るのはやっぱり難しいですね…!
構図のセンス、ズームの使い方、光の加減、その他設定諸々。
どこかのタイミングでしっかり勉強したいなと思っています。

[Canon EOS M100]ミラーレス初心者が使ってみた感想

[MUSON PRO3レビュー]自転車&海中で撮ってみた!

2.録音

映像美とともに、音声美も動画のクオリティーを上げる重要な要素です。
最も簡単なのは撮影カメラでの内蔵マイクをそのまま使うことですが、不要な雑音が入ってしまったり、肝心な部分の音かちゃんと拾えなかったりします。

そこで必要なのが録音スキル。
テレビ番組や映画だと音声担当さんが担う部分ですね。

Youtuberにも音声は専用マイクで録っている人も多いです。

3.映像・音声加工

撮影映像だったら明るくしたり鮮やかにしたり、音声だったらよりクリアにしたりする加工スキルを指します。
演出効果を狙ってモノクロにしたり、あえて荒くしたり、音を機械的にしたりすることなんかも可能です。

動画のクオリティーの底上げ、演出の幅出し、どちらにも必要なスキルです。

4.エフェクト

CGスキルの一つで、映像に特殊効果を付けるスキルです。
スキル分野的には3の映像・音声加工と重なる部分もあります。

特殊効果がどういうものかイメージが湧かないという人は、こちらの動画を見てみてるとわかりやすいです。

CGの領域までいかずとも、場面転換や文字を出す際などによく使われている印象です。

5.アニメーション

4のエフェクトと同じくCGスキルの一つですが、アニメーションはより主体的に何かを動かすイメージです。
Youtube動画では特にタイトル部分によく使われています。

テキストアニメーションだと↓こんなものや

 

↓こんな風にキャラクターを動かすのもアニメーションです

6.グラフィック制作

動画に必要な画像・イラストなどを制作するスキルで、専門職種としてはグラフィックデザイナーが該当します。
説明系の動画をつくる場合は、このスキルがあるととても便利です。
Youtuberだと動画のサムネイルづくりもグラフィック制作になりますね。

私の場合は学校の紹介動画をつくっているので、こういったカレンダーのグラフィックをつくったりします。

動画編集 グラフィック制作

 

サムネイルはこんな感じでつくっています。

動画編集 グラフィック制作

7.企画・構成

動画をイチからつくるには、

  • 何をテーマにするか
  • 何を説明するか
  • 何を撮影するか
  • どういうカット割りで見せるか

などの企画・構成が必要です。

ある意味、動画制作の根幹、最も重要な部分と言えます。
テレビ番組や映画だと監督・作家・脚本家が担当する感じでしょうか。

自分一人で完結してつくるなら頭の中で構想しておくだけでもOKですが、依頼を受けて作る場合は、クライアントへのプレゼン用に資料にまとめる必要も出てきます。
提案力としても評価される部分なので、ここがしっかりできる動画編集者は強いと思います。

参考:動画撮影の基本!初めての人にでもできる絵コンテの書き方

最後に:自分独自の付加価値があるとさらに強い

以上、動画編集に必要なスキルを解説しました!
付け加えるならば、こういった普遍的なスキルにプラスして、自分独自の強みも動画編集に活かせると、より仕事につながりやすいと思います。

例えば私の場合は、

  • フィリピン留学の経験者として、フィリピン留学やドゥマゲテについて持っている知見
  • 現地リポーターとコミュニケーションを取ったり英語で台本を書ける程度の英語力
  • 現地在住のため現地で撮影可能

といった強みを付加価値にすることで発注を受けることができました。

今すでに持っている自分ならではの特技を生かしてもいいし、どれか一つのスキルをとことん高めてアピール要素に育てる(アニメーションなら負けない!など)のもアリです。
後者の場合は、そのスキル単体でも仕事が取れそうですね。

また、ここまで紹介してきたいくつかのyoutube動画からうかがえるように、どのスキルに関してもネット上でハウツー情報が豊富に見つかります。
今はまだできなくても、とりあえず動画制作を始めてみて、必要になったときに都度学ぶかたちでも十分対応できます。

「全部のスキルを身につけてから挑戦しよう」だと、ハードルが高すぎてなかなか挑戦にたどり着けません。
個人的には、何はともあれまずはやってみることをオススメします!

とまぁここまで偉そうに書いてきてなんですが、私自身まだ動画編集歴半年ちょっとのペーペーです^^;
もっともっと素敵な動画がつくれるように、これからも勉強と挑戦を続けます!

 

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