こんにちは、フィリピン在住フリーランスのchieです。
早いもので、フリーランスになってフィリピンに拠点を移してから1年半が経ちました。
いろいろなことがあった1年半でしたが、何よりの想定外は新型コロナウイルス。
国の出入りがままならないうえ、まさかスーパーで買い物さえ自由にできなくなるなんて全く想像していませんでしたね。。
日本含めいくつかの国では収束モードに移行しつつあるようですが、フィリピンは世界最長のロックダウンを実施したにも関わらず、今なお感染者数が急増し続けています。
残念ですがまだまだ終わりが見えない状況です。
そこで今回は、まだウイルス禍真っ最中のフィリピンで、ノマドワークで生計を立てている私はどんな影響を受けているのか、収入面と生活面について語りたいと思います。
新型コロナで収入に受けた影響は?
私がフリーランスとして請け負っている仕事は主に
- 動画編集
- ライティング
- グラフィックデザイン
の3種類で、いずれもクライアントは日本の企業です。
動画編集
まず動画編集は、今のところ新型コロナによる仕事の量や収入の変化はありません。
要因は、
- 扱うテーマ的に新型コロナがあまりマイナスに影響しない
- メインのクライアントに資金力がある
の2点が大きかったのかなと推測しています。
つまり、単にラッキーでした^^;
実は「海外」や「旅行」をメインに扱った動画の仕事もあり、そちらはウイルス禍でいつリリースできるかわからない状態なんですが、ありがたいことに制作ストップではなく、つくり貯めしておく方針で引き続き依頼をいただけました。
ただ、このまま新型コロナが終息しなければ、今後キャンセルになってしまう可能性は十分あり得ると思います。
ライティング
ライティングについても、今のところ新型コロナによって仕事の量や収入は変わっていません。
ただ、メインで請けているメディアの一つが「海外留学」がテーマのため、このメディアについては新規の依頼がいったんストップしています。
同じクライアントさんがその分別のメディアの仕事をくださっているので、仕事量と収入は維持できている状態です。
でもこちらも動画編集と同様、このまま新型コロナが終息しなければ、依頼が減ってくる可能性はあると考えています。
グラフィックデザイン
私の3種類の仕事のなかで、グラフィックデザインについてはもともと新型コロナ以前から定期の仕事がない状態です。
ときどき空いた時間にクラウドソーシングでコンペに応募して、採用されたら収入になるという感じ。
最近応募できていないですが、パッと見た感じだと、クラウドソーシング上のコンペ数は以前に比べてやや減っているような気がしました。
私のデザインのジャンルが印刷物なので、イベント系のポスター・チラシ・DMとかがウイルス禍で減っているのかもしれないです。
というわけで、ウイルス禍が仕事量や収入に影響してくるとしたらこれから先なのかなと感じています。
業種によるでしょうが、フリーランスも時間差で苦境がやってくるパターンは結構多い気がします。
ただ、私の場合はもともとそんなに安定した稼ぎがあるわけでもなく、同じクライアントから定期で依頼を請け続けるというよりは、都度新しいクライアントを営業開拓してやってきている感じなので、ウイルス禍でも引き続きその方針で収入をつくっていく心づもりです。
一方で、3種類の仕事のバランスは変えていくかもしれません。
動画編集の需要がどんどん延びているので、ライティングを減らして動画編集のクライアントを新たに開拓するのもいいかもなぁとか。
新型コロナにかかわらずですが、想定外の事態に持ちこたえるには、やっぱり収入の柱が複数あることが大事なんだなと改めて実感しました。
仕事の種類しかり、クライアントの数しかり。
新型コロナで生活に受けた影響は?
日本に一時帰国ができない
私にとって一番大きい影響がこれです。
まずビザランができない。
(参考:フィリピン観光ビザ延長費をできるだけ正確に解説)
さらにクレジットカードの海外旅行保険も更新できない。
(参考:海外旅行保険が半年使えるクレジットカードおすすめの組み合わせ)
現在はノマド保険の「Safety Wing」に加入しています。
プライオリティパスも切れてしまって、帰国しないと新しいカードが受け取れません。
日本の医療機関を受診できないのも痛い。
海外に完全に軸を置いているならまだしも、私のように半年ごとの一時帰国が前提の海外ノマドにとっては、今の状況はなかなかリスクが高いと感じています。
インフラが整っていないフィリピンは特に不安ですね^^;
ちなみに、日本に「帰る」こと自体は頑張ればできるかもしれません。
ただ、次いつフィリピンに戻れるかがわからなくなります。
そして私の場合、同居している韓国人彼氏との再会の目処も立たなくなります。
外で仕事ができない
具体的には、カフェでの作業ができなくなりました。
これが地味につらい。
自宅だとなかなか集中できないし、気分転換も難しいです。
引きこもりすぎて運動不足でもあります。
物品調達ができない
マニラやセブだとまた違うと思うんですが、私のいるドゥマゲテだと、ロックダウンによってかなり物流が滞っていると感じます。
具体的には、地元店舗で輸入食品の取り扱いが減りました。
日本食や韓国食を自炊したい私には地味につらい。
あと、日本から調達したいものもあり(薬や食品など)、今までは家族に送ってもらっていたんですが、今だといつ受け取れるのかかなり不透明です。
例えばハードコンタクトレンズの保存液とか、こちらだと売ってないんですよね。
旅行できない
もともとフィリピンを拠点にしつついろいろな国に少しずつ滞在するのが目標だったんですが、ウイルス禍でそれが叶わなくなりました。
去年の韓国2ヶ月留学や、今年初めのタイ1ヶ月滞在みたいなことが今はできません。
せめてフィリピン国内だけでも移動できるとまた違うと思うんですが、今は州を越える移動が許可されていない状態。
考えるとつい悲しくなってしまいます。
ブログのネタが減る
旅行ができないので、このブログのカテゴリーの一つである「旅」について、新鮮なネタを書くことができなくなりました。
過去の旅の紹介も書きたいんですが、今すぐできないことをおすすめするのも気が引けるというか^^;
せっかくなら「ぜひ行ってみてほしい!」というポジティブなテンションで書きたい。。
おまけ:家計に変化は?
引きこもり生活になると出費が減るかなと思ったんですが、意外にそんなことはなかったです。
外食できない分は食材を結構買い込むし、フードデリバリーも贅沢に使いまくっているので、結果プラマイゼロな感じ。
最後に
私の場合、新型コロナによる収入の影響が今のところほとんどないのはとてもラッキーだと思います。
一方で、生活面はかなりマイナスの影響が多いと感じています。
本当に1日も早い終息を願うばかりです。
そして悲観しすぎても仕方ないので、淡々とマイペースに、引きこもり生活の楽しみも見つけながら過ごしていきたいと思っています!