新卒で正社員入社した会社を33歳で退職しました、フィリピン在住フリーランスのchieです。
突然ですが、会社を辞めるのってめちゃめちゃ怖くないですか?
私の場合、これまでの36年の人生で一番怖かった決断が会社の退職でした。
一人で世界一周チャレンジとか海外移住とかいろいろやってきましたが、会社を辞めることに比べれば全然怖くなかったです。
「世界旅行するなんて行動力あるね」と言ってもらえることが本当に多いけど、私が最も行動力を奮い立たせたのは間違いなく「会社を辞める」と決心した瞬間だったと思う。
今のところ後にも先にもあれ以上重みを感じた決断はない。
それに比べたらその後の旅行や留学やフリーランスなんて超気軽だった— chie2323@フィリピン在住フリーランス (@chie23232) October 8, 2019
それでも辞められたのは、どうしても違う世界を見てみたかったのと、偶然会社でいろいろと辛いことが重なったからです。
「絶対辞めてやるー!」と自棄になることができましたw
辛い出来事がなかったら今もまだ辞めずに働いていたかもしれません。
- 転職に失敗するのが怖い
- 辞めてから後悔するのが怖い
- 社会のレールを外れるのが怖い
- 退職で会社と揉めるのが怖い
- 家族に反対されるのが怖い
「自分の退職決意を後押ししてくれる何かがほしい」という人におすすめです。
「転職に失敗したらどうしよう…」の恐怖を減らすかもしれないデータ
2019年現在は圧倒的売り手市場
有効求人倍率はここ1年ほど1.6倍前後と非常に高い数値を維持しています。
(グラフは厚生労働省「一般職業紹介状況」より)
また、転職サイトdodaによる統計では、2019年9月時点の求人倍率は2.69倍にまで上がっています。
特に以下の5業種は倍率2.0倍超えで引く手数多の状態。
IT・通信 | 7.85倍 |
サービス | 3.03倍 |
メディカル | 2.39倍 |
メーカー | 2.05倍 |
メディア | 2.01倍 |
そして職種の求人倍率上位5つがこちら。
技術系(IT・通信) | 10.3倍 |
専門職 | 7.43倍 |
技術系(建築・土木) | 5.86倍 |
技術系(電気・機械) | 4.63倍 |
営業系 | 2.56倍 |
もはや人材の奪い合い、売り手側無双の状態といえそうな数値です。
転職経験者の87.2%が「転職してよかった」と思っている
(アドバンスフローによる転職経験者アンケート調査のデータを元に作成)
「辞めてから後悔したらどうしよう…」の恐怖を減らすかもしれないデータ
退職経験者で後悔している人は意外と少ない?
アフィリエイトブログで有名なイケダハヤトさんがTwitter上で実施したアンケートでは、退職を後悔している人は(回答者のうち)11%程度。
【一度でも会社を辞めたことがある人にアンケート】
— イケハヤ@FIRE(セミリタイア)生活中 (@IHayato) September 18, 2019
新たな職場は職場で悩みはありますが、後悔はしていません。
辞めたいと愚痴をいうのではなく、辞めることを決断した自分に少し自信がもてました。— きょん🥟餃子の化身 (@kyongyzz) September 18, 2019
辞めて良かったなんて正直分からない
辞めてない時の今の自分と対話できたら比較は出来るけど
けど後悔はないですね— 澤村さん (@27Tow) September 18, 2019
「決断できた自分に少し自信が持てた」というのも共感できます。
「社会のレールを外れてしまう…」の恐怖を減らすかもしれないデータ
実は「レールを外れる人」の方が多い?
内閣府のデータによれば、仮に「一つの会社に定年まで勤め上げる」ことを社会のレールだとすると、最初に正社員で就職しても定年時まで勤め続ける男性は3人に1人しかいません。
(グラフは内閣府「人づくり革命 基本構想」年齢階級別の転職割合より)
30代以下は約半数が転職を希望している
同じく内閣府のデータによると、10〜20代では50%以上、30代でも50%近くの人が現在もしくは将来の転職を希望しています。
「現在もしくはいずれ転職したい」と考えている人の割合
18~24歳 | 56.9% |
25~29歳 | 53.7% |
30~34歳 | 48.1% |
35~39歳 | 45% |
「レールを外れた」代表格(?)のフリーランスは増加中
ランサーズの調査によると、過去5年のフリーランス人口成長率は17%(ただしこの3年は横ばい)、経済規模は5年連続で増加中です。
(ランサーズフリーランス実態調査より)
「退職で会社と揉めたらどうしよう…」の恐怖を楽にするかもしれないデータ
意外と揉めないかも
エン転職ユーザーアンケートによると、「周囲の社員が退職する際に「この進め方は良くない」「困った」と感じたことはありますか?」の質問に対し「ある」と答えたのは36%。
(エン転職ユーザーアンケートおのデータを元に作成)
日程に余裕を持てば揉める可能性を減らせる
退職で周囲と揉める理由のほとんどが「退職日が急すぎる」もしくは「引き継ぎ(期間・内容)が適当」。
(エン転職ユーザーアンケートより)
無料で利用できる退職支援サービスがある(※20代限定)
<退職支援サービス「リスタート」のメリット>
- 退職経験のある20代のスタッフが同じ目線で相談にのってくれる
- 相談者の状況にあわせて最適な方法をアドバイスしてくれる
- 退職理由を踏まえて転職支援もしてくれる
- すべて無料
退職代行サービスも利用できる(年齢条件なし)
<退職代行サービスのメリット>
- 上司や会社に直接言う必要がなくなる
- 一切会わないまま退職(全ての退職処理を代行してもらう)ことも可能退職
- 退職月の給与や有給消化についても代理で交渉してもらえる
- 弁護士に依頼する場合と比べて費用が格段に安い(相場は3〜5万円)※ただし保険書類手続きなどは代行不可能
「家族に反対されたらどうしよう…」の恐怖を楽にするかもしれない情報
意外と賛成してくれる場合も
エン転職のアンケートによると、家族に転職を反対された経験はある人は46%で、そこまで多数派というわけではない。
Q.これまで家族に転職を反対された経験はありますか?
(エン転職『ミドルの転職』ユーザーアンケートのデータを元に作成)
自分の決意の強さと、普段からの信頼関係、人生プラン等がしっかりしていれば、賛成してもらえる確率が上がるかもしれません。
蛇足:フィリピンに来るとすべてがどうでもよくなる(かも)よ
フィリピンに来てからは、あんなに怖くてあんなに悩んだ退職が、「小さな悩みだったなぁ」と思えるようになりました。
なぜなら、フィリピンの人たちは日本に比べて仕事への意識が圧倒的にユルイから。
勤務中の私語やスマホいじりは当たり前。
客を待たせようが誰も慌てないし、そもそも客のことなんて気にしていない。
ゲームセンターのスタッフはゲームで遊んでるし、家電店のスタッフは商品のカラオケで熱唱しています。
比較的真面目であるはずのオフィスワーカーや教職だって、遅刻や突発的な休みはしょっちゅう。
「明日退職します」もあるあるだし、なんなら突然失踪する人も珍しくありません。
てかそもそも、道端で1日中ギャンブルしてるおじちゃんとかたくさんいる(一体どうやって生計を立ててるの?)
フィリピン以外の国でも、日本と比べると仕事意識は本当にユルイです。
日本が意識高すぎなんだと思います。
旅漫画を描かれている低橋さんのツイートに共感しまくりです。
ゆるい働き人達2 pic.twitter.com/Q1CDl3fPyq
— 低橋 (@hikuhashi02) October 22, 2019
会社くらい辞めたってなんとかなる。
そう思えるかもしれない海外に来てみるのもありでは^^
あわせて読みたい
・会社の評価制度や目標設定がしっくりこないときにオススメしたいこと
・[体験談]派遣で働く10のメリット(デメリットもあわせて紹介)
・英語力ゼロ・未経験でも海外で働ける方法(日本を脱出したいあなたへ)
関連コンテンツ